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読む写真 福島を覆う(太陽光)パネル / 毎日新聞

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太陽光パネルが並ぶゴルフコース跡地に残された看板=福島県富岡町で2019年5月8日、小川昌宏撮影   
  
  「時の流れ」だな!小父さんの近辺でも、畑やため池に太陽光パネルが所狭しと並んでいる。ゴルフコースを作るのにも大きな投資がされたんだと思うが、このフェアウェイ(ゴルフにおけるコースの一要素で、短く刈り込まれた芝で構成されており、ここからは打ちやすい)を太陽光パネルで埋め尽くされるとは誰が予想していただろう。反対に九州電力管内では火力発電の抑制量が限界となり、太陽光への出力抑制が必要になったこともあった。どうも「帯に短したすきに長し」みたいで太陽光発電が増えすぎてもバランスが崩れるとかなんとか難しいものだ。

 原発以後の福島の取り組みは素晴らしいね。国も筋の通った原発政策に取り組まなくては!福島は被害者以外の何物でもない。



ゴルフコースの跡地を埋め尽くす太陽光パネル=福島県富岡町で2019年5月8日、小型無人機で小川昌宏撮影


広大な段々畑のように、ゴルフコース跡地を埋める太陽光パネル=福島県富岡町で2019年5月8日、小型無人機から小川昌宏撮影


  

読む写真 福島を覆うパネル

毎日新聞 2019年5月18日 東京夕刊(動画あり)

 広大な段々畑のように地形に沿って並ぶ太陽光発電パネル=写真・小型無人機で撮影。東京電力福島第1原発事故の影響で閉鎖された福島県富岡町のゴルフ場跡を利用した大規模太陽光発電所(メガソーラー)だ。県内では浜通り地方を中心に、太陽光パネルの設置が急増している。2011年3月の事故後、県は、再生可能エネルギーの導入を積極的に推進。11年度に66メガワットだった県内の太陽光発電量は昨年度、約23倍の推計1514メガワットに。全国の電力消費量に占める再生可能エネルギー発電量の割合(17年度)は約16%だが、福島県内では約7割相当と格段に高い。

 町内に約11万枚のパネルを敷設する一般社団法人「富岡復興ソーラー」は、地権者30人が放射能の影響を受けた農地約35万平方メートルで昨年3月から発電を始めた。運用開始から1年間の発電量は当初の見込みを1割強上回るという。地元住民の遠藤陽子代表理事(69)は「農業の収益を別の形にして次世代に残したかった」というが、「(震災前は)カエルの合唱が聞こえた季節。パネルになった田んぼを見ると喪失感がある。成功してうれしいという思いはない」。

 原発事故の災禍に見舞われた古里を、再生可能エネルギーを生み出す設備が覆い始めている。【写真・文 小川昌宏】

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