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社説  桜田氏の「がっかり」発言 やはり五輪担当務まらぬ / 毎日新聞

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衆院予算委員会で自身の答弁で審議が止まり、与党議員や事務方と協議する桜田義孝五輪担当相(中央)=国会内で2019年2月14日午後4時20分、川田雅浩撮影(記事へ → 桜田担当相 五輪まで続投は「首相が決める問題」 憲章は「読んできた」)
 
  この社説を支持します。写真は官僚が寄ってたかって国会答弁内容を耳打ちしているところだが、まるで家庭教師の指導を受ける生徒みたいだ。

 それにしても池江璃花子さんは、本当にりっぱだね。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長をはじめ著名な人たちのお見舞いの言葉が届いているというのに、こんな大臣は日本のいや世界の恥さらしだ。

  池江璃花子さん、2020年だけがオリンピックではないのだから少々時間がかかっても、病魔と闘いぬいてください。私も祈っています。 

   
毎日新聞 2019年2月14日 東京朝刊
 競泳の池江璃花子選手(18歳)が白血病と診断されたことを公表し、国内外から回復を願う声が寄せられている中で、来年の東京五輪の政府責任者の口から無神経な発言が飛び出した。

 桜田義孝五輪担当相が「本当にがっかりしている」「(五輪の)盛り上がりが若干下火にならないか、心配している」と語った一件だ。

 桜田氏は池江選手について「治療に専念して元気な姿に戻ってほしい」とも話した。しかし18歳の若者が回復を目指し、これから詳しい検査を受けるという時に、いきなり「がっかり」との言葉を使うこと自体、非常識極まりない。

 何にがっかりしたのか。池江選手を「金メダル候補。日本が誇るべき選手」とも言っているから、病気によりメダル獲得が難しくなったと落胆しているのだろう。池江選手本人が一日も早い復帰に意欲を見せているにもかかわらず、である。

 選手は大会盛り上げのための駒の一つとしか思っていないのではないか。そう見られても仕方がない。

 政治家にとって言葉は何よりも大切だ。自分の発言がどう受け止められるか絶えず配慮も必要だ。桜田氏はきのう、陳謝して発言を撤回したが、それで済まされる話ではない。

 桜田氏は昨秋の就任直後から国会でしどろもどろの答弁を繰り返した。サイバーセキュリティー担当でもありながら、その分野での知識を著しく欠いて、資質が疑問視されてきた。最近の記者会見でも質問に答えられず、隣の事務方が助言して切り抜ける場面が常態化している。

 それも含めて、もはや閣僚を続けるのは難しいのではなかろうか。

 安倍晋三政権では一昨年、当時の復興相、今村雅弘氏が東日本大震災の被害に関し「まだ東北だったから良かった」と発言して更迭された。ただし多くの閣僚の問題発言は「誤解を招いた」などと釈明し、撤回することで不問に付されてきた。

 今月も麻生太郎副総理兼財務相が少子高齢化について「子供を産まなかった方が問題」と語って批判を呼んだばかりだ。麻生氏が問題発言を繰り返すのは、その都度、政権として、きちんとけじめをつけてこなかったからでもあろう。

 安倍首相は本当に桜田氏を「適任」と考えているのだろうか。  

  

池江璃花子選手のツイッターから転載させていただいた。

 
            


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