『駅馬車』でインディアンを悪玉として描いたジョン・フォード監督が一転、アメリカ政府のインディアン政策に翻弄されるシャイアン族の悲劇を描いた作品。~wiki
これぞアメリカの西部史だと思ったね。叙事詩とも表現されている。シャイアン族の居留地から故郷のイエローストーンに徒歩で戻ろうとする様子は、今日、欧米を目指して進む難民の姿とダブルものがあった。ところが、突然ワイアット・アープ保安官(ジェームズ・スチュアート)がポーカーに興じる部分には喜劇的表現もあって可笑しかった。そうそう、居留地でシャイアンの子供たちにABCDと英語教育をしているデボラ(キャロル・ベイカー)の様子、その彼女の教室の黒板に大きく「結婚して欲しい」書いて立ち去るアーチャー大尉( リチャード・ウィドマーク)の古典的プロポーズは、今のアメリカでは想像できない(笑)
初代、酋長の病死による埋葬シーンはうっすらと記憶があったが、ラストシーン近くで内務長官と族長二人が交渉する場面でやはり過去に観たことがあることが分かった。いや、90%くらいの場面とストーリーの記憶がないだけに見入ってたね。バックグラウンドもすばらしい。
映画のストーリー
故郷イエローストーンから、荒涼たるインディアン居留地に移されたシャイアン族は、病気と飢えのため約3分の2が死んでいった。酋長達は相談の上、生き残った同胞をつれて故郷に帰ることにした。一行の中には、子供達に読み書きを教えているデボラ( キャロル・ベイカー)という白人の娘が加わっていた。脱出の報に合衆国警備隊は追跡を開始。その中には、デボラを妻にと望んでいるアーチャー大尉( リチャード・ウィドマーク)がいた。シャイアンに同情をよせながらも、任務のため非情な追跡をせねばならなかったのだ。酋長達の努力にもかかわらず、仲間割れが原因でついに戦いは始められた。ニュースは誇大宣伝され内務長官は鎮圧しなければ、自分の政治的生命も危ないと悟った。ダッジ・シティでは市民軍が結成され、隊長には名保安官ワイアット・アープ( ジェームズ・スチュアート)が選出された。アープの努力にもかかわらず、両軍は大混乱をおこす始末。やがて冬になり、寒さと飢えがシャイアンを苦しめた。アーチャー大尉とデボラの説得で、酋長の1人は降伏したが、白人達の苛酷な態度に再び戦う決心をした。洞窟に身を隠したシャイアン達に、合衆国陸軍は大砲で攻撃した。もはや時間の問題と思われた時、騎馬隊が現れ、その先頭にいたのは内務長官とアーチャー大尉であった。シャイアンの生命を救うため、政治的生命を捨ててやってきたのだ。うららかな春の日、シャイアン達がアーチャー大尉の部隊に護られてイエローストーンに到着した。愛しながらも、シャイアンを苦しめたアーチャー大尉を許すことができなかったデボラは、初めて彼と喜こびをわかちあった。
監督 ジョン・フォード
上記以外のキャスト
Capt. Wessels(ウェッセルス大尉):カール・マルデン 、Red_Shir(レッド・シャツ):サル・ミネオ、Spanish_Woman(スペイン人の婦人)ドロレス・デル・リオ 、Little_Wolf(リトル・ウルフ):リカルド・モンタルバン 、Dull_Knife(ダル・ナイフ):ギルバート・ローランド、Doc_Holliday(ドク・ホリデイ):アーサー・ケネディ、Secretary_of_the_Inteior
カール・シュルツ):エドワード・G・ロビンソン ~Movie Wolkerから
Cheyenne Autumn - Trailer
今日も訪問 ありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援お願いします。
にほんブログ村 人気ブログランキング