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日本の「移民」議論で、まったく欠落しているもの / プリンストン発 日本 アメリカ 新時代  冷泉彰彦 / Newsweek

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外国人労働者の受け入れによる人材不足の解消は国民もおおむね受け入れているが(画像はイメージで、記事の内容とは関係ありません) Toru Hanai-REUTERS

   

日本の「移民」議論で、まったく欠落しているもの 冷泉彰彦  超抜粋

Newsweek  2018年11月29日(木)16時00分

<外国人労働者を受け入れることで、日本の国内の人材と産業構造をどう変えていくべきか――その視点からは何も議論されていない>

日本では入管法改正案の審議が大詰めを迎えていますが、日本国内では「議論不足」を指摘する声があるようです。これには一理あります。少し考えただけでも、今回提案されている制度にはいろいろと矛盾があるからです。

1つには、実際は「日本語能力」を要求し、また「日本語能力の必要な介護、宿泊、飲食業」までを対象に含めているのに、「移民政策ではない」「定住は厳格に規制する」としている点です。普通に考えただけでも「日本語を習得したら定住する、なぜなら日本語は国外では通用しないから」という流れになるのは不可避であり、政府が提案しているのは事実上の移民政策なのですが、政府は「そうではない」と強弁しています。これは矛盾です。

2点目は、家族帯同を抑制している点です。外国人が日本へ「出稼ぎに来る」というのは、家族があって、家族を支えるために来るケースが多いはずです。家族を養いたいので日本に来るのに、家族が帯同できないというのは全く矛盾する話です。


続きはこちらで  ただ、こうした点は、・・・ 

 プロフィール  冷泉彰彦(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

  
  うんうん、この問題はどうしたら解決するんだろう?と聞き流していたが、野党は「何でも反対で建設的ではない」とか「安倍政権が打ち出したものはすべて『正』と思っている日本人と、自民党議員諸君ばかりなのか?冷泉彰彦さんのコラムを支持します!

 「外国人労働者があふれ出したら、その時は追い出したらいい」なんてトランプさんみたいな発想の日本人はいないと信じたいけど、「派遣社員と本社員は同一労働、同一賃金」みたいな、まやかしのフレーズを繰り返している国のトップのような政策にも聞こえる。明治維新150年という数字に酔っている時間があるくらいなら、国家百年の計でなくても、せめて五十年先くらいを見つめて欲しいものだ。 




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