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高丘コミセン 高齢者大学 「詩吟を楽しむ」 藤原摂鵬先生

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読み方
偶感<西郷南洲>
幾たびか辛酸を歴て 志始めて堅し
丈夫は玉碎するも 甎全を愧ず
吾が家の遺法 人知るや否や
兒孫の爲に 美田を買わず

意解
人間は、つらく苦しいことを何度も経験してはじめて志が堅固になるものである。立派な男というものは、たとえ玉となってくだけ散るようなことになっても、かわらとなって生きながらえるのを恥とするものである。
わが家には先祖から伝わった子孫の守るべき家訓があるが、世間の人は知っているであろうか。それは、子孫のために田地など財産を買い残すことはしないということである。独立自営千辛万苦に耐えさせるというのが、わが家に残し継がれてきた家訓である。~ 関西吟詩文化協会のサイトから転載させていただいた。
 
  下の→は中学3年時の小父さんだ。担任の先生が詩吟をやられていたので、少し手ほどきを受けて卒業アルバムに納まった時のもの。

   

  今日の高齢者大学の学級生はとても真面目に感じられた。そしていい声を出されていた。藤原摂鵬先生からは、「南洲翁遺訓」「西郷の生涯」「新政府軍を率いて」などの歴史を紐解いていただき、また偶感<西郷南洲>をまた皆で朗詠した。ネット上に藤原摂鵬先生の姫路市民会館大ホールでの動画を見つけた(下)

 吟詠「偶感」藤原摂鵬(摂楠流会長) /「九月十三夜」藤原摂楠(宗家)


今、ちゃんと説明できないが(汗)下図による声の出し方や音階?の解説もあり。

  

下は明石吟詠会 山手支部の皆さんの友情出演 

構成吟 良寛  



餘生  
雨晴雲晴気復晴
心清遍界物皆清
捐身棄世爲閑人
初月與花送餘生

通釈
雨が上がり、雲も遠のき,私の気持ちもまたさっぱりしてきた。自分の心が清ければこの世のあまねく世界のものは皆清いのである。私はいま世捨て人として世間の雑事には関与しない暇な人間である。初めて天地自然の美しい景色の中で余生を送っている自分に出会った。

良寛の生涯
良寛は江戸時代末期の禅宗の僧侶で歌人・漢詩人・書家で今の新潟県の出雲崎の人でした。名主で神職の山本家の長男で幼名は栄蔵、後に文孝と改めています。字は曲(まがり)、出家して大愚と称しました。良寛は父の跡を継がず18歳の時妻を離縁して出家し、22歳の時父の説得・母の哀願を振り切り、弟妹を捨て今の岡山県倉敷市の円通寺の国仙和尚に師事し修行に励みました。

吟 詠 Poetry chantingのブログから転載させていただいた。


 
2時間の講義はまだまだ書き表せません。
藤原摂鵬先生、明石吟詠会山手支部の皆さん、今日は楽しい時間を誠に有難うございました。 
 




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