2012.11.15 Thu posted at 12:24 JST CNN.co.jpから 1967年当時の新宿駅の様子
(CNN) 日本は世界最高水準の鉄道システムを有する国だ。首都東京では、通勤者の48%は鉄道を利用し、バスや自動車など他の交通機関の利用率をはるかにしのぐ。そして東京の地下を走る広大な地下鉄網の利用者は、通勤客の22%に達する。
米国人ライターのサンドラ・バロン氏は、10年間米ニューヨークで暮らした後、5年前に東京にやってきた。
今では一人前の地下鉄乗りだが、来日当初は東京の混雑した地下鉄に何の心構えもしないまま直面することになってしまい、驚くことばかりだった。
「押し屋」
日本の鉄道業界には、乗客を列車内に押し込む作業を行う「押し屋」と呼ばれる従業員がいる。
バロン氏は「『押し屋』と言うととても攻撃的に聞こえるが、実際には制服を着て、白い手袋をはめ、帽子までかぶった人々が作業に当たる。彼らがやっていることは、洗濯カゴからあふれている洗濯物を、ふたが閉まるように押し込む作業と一緒だ。全ての人が乗車でき、ドアに人やモノが挟まらないようにしている」と説明する。
女性の通勤客向けには、より安全に通勤できるように女性専用車が導入されている。専用車は車体やホーム乗車口に表示されているのでわかる。「チカン」の撲滅が目的だ。
車内にすし詰め
バロン氏はピーク時の混雑について、「本当に信じられない。数回しか乗ったことがないが、あまりに混んでいるので乗車を避けるようにしている」と語る。「狭いスペースに可能な限り体を押しつぶして入れる感じだ。あまりにきつい状態なので、ときには、列車の床に足がついていない乗客を見かけることもある」と笑った。
バロン氏は東京に来て間もなく地下鉄に乗ったときの経験を振り返りながら、「あれはまさに人の波だった。電車に乗るのに2本は待った。ようやく乗っても、注意を払っていないと降り口と反対側に体が流され、降りられなくなる」と語った。
居眠り客
東京の地下鉄でよく見られるのは居眠り客だ。
「多くの人々が長い時間かけて通勤している。中には2時間もかかる人もいる。夜は遅くまで飲み明かし、朝早く出勤し、その後、長時間勤務する人も多い」とバロン氏は語る。
「隣の人が眠ってしまい頭が自分の肩に乗ってきても、じっと我慢するといった寛容さがある。嫌なことには違いないが、そういうことがあっても人々はしようがないものとして受け入れている」
東京の地下鉄は、路線によっても異なるが、午前0時から1時に営業運転を終了する。終電間際には「信じられないほどの猛ダッシュが見られる。駅員が拡声器で『本日の最終電車が発車します』とアナウンスすると、文字通り、列車に人の波が押し寄せる」とバロン氏は様子を語った。
不幸にも最終電車を逃してしまったり、プラットホームで眠りこけてしまった乗客は、始発が来るまで何通りかの時間の過ごし方がある。
「カプセルホテルに泊まる人もいれば、小さな小部屋で夜を明かせてインターネットも可能な漫画喫茶に行く人もいる。午前4時半ごろには始発が来るので、ファストフード店で過ごす人もいる」
バロン氏に東京とニューヨーク、どちらの地下鉄が好きかと尋ねると、「ニューヨークよりも東京の方が、本当に効率的で、秩序があって、きれいだ」としながらも、自分の2人の子どものうちどちらが好きかと問われているようだと語り、決めきれないという。
この東京のラッシュアワーこそ知らないが、神戸に通勤していた時は、とてもよく似た生活をしていた。電車に乗り込んだら、ドアが締まるように押し込まれたし、床に足が着かなかったり、手に持ったかばんと手が他人の背中のあたりで乗客に挟まれていたり、残業して酒場に行ってぐだぐだ愚痴って、カラオケで深夜まで過ごし、朝はいつもの通り早く出勤して、その夜も長時間勤務する、正にそれの繰り返し。サンドラ・バロン氏の観察したそのものが、平均的、日本人サラリーマン生活なんだろう。この3枚の写真も時代をよくとらえているね。ある時から女性専用列車も登場して、酔って車内で女性にじろじろ見られるな、と思ったら専用車だったりして・・・。電車の中こそ携帯とスマホの天下だ。
しかし、サンドラ・バロン氏はよくこんな文化に慣れたね〜。そちらの方が驚きだ。
桃井、小雪、綾瀬のSK-2ミューズが初共演!
「おっ、燃えるいい女の揃い踏みだ!ところでSK-2って何?(笑)」
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(CNN) 日本は世界最高水準の鉄道システムを有する国だ。首都東京では、通勤者の48%は鉄道を利用し、バスや自動車など他の交通機関の利用率をはるかにしのぐ。そして東京の地下を走る広大な地下鉄網の利用者は、通勤客の22%に達する。
米国人ライターのサンドラ・バロン氏は、10年間米ニューヨークで暮らした後、5年前に東京にやってきた。
今では一人前の地下鉄乗りだが、来日当初は東京の混雑した地下鉄に何の心構えもしないまま直面することになってしまい、驚くことばかりだった。
「押し屋」
日本の鉄道業界には、乗客を列車内に押し込む作業を行う「押し屋」と呼ばれる従業員がいる。
バロン氏は「『押し屋』と言うととても攻撃的に聞こえるが、実際には制服を着て、白い手袋をはめ、帽子までかぶった人々が作業に当たる。彼らがやっていることは、洗濯カゴからあふれている洗濯物を、ふたが閉まるように押し込む作業と一緒だ。全ての人が乗車でき、ドアに人やモノが挟まらないようにしている」と説明する。
女性の通勤客向けには、より安全に通勤できるように女性専用車が導入されている。専用車は車体やホーム乗車口に表示されているのでわかる。「チカン」の撲滅が目的だ。
車内にすし詰め
バロン氏はピーク時の混雑について、「本当に信じられない。数回しか乗ったことがないが、あまりに混んでいるので乗車を避けるようにしている」と語る。「狭いスペースに可能な限り体を押しつぶして入れる感じだ。あまりにきつい状態なので、ときには、列車の床に足がついていない乗客を見かけることもある」と笑った。
バロン氏は東京に来て間もなく地下鉄に乗ったときの経験を振り返りながら、「あれはまさに人の波だった。電車に乗るのに2本は待った。ようやく乗っても、注意を払っていないと降り口と反対側に体が流され、降りられなくなる」と語った。
居眠り客
東京の地下鉄でよく見られるのは居眠り客だ。
「多くの人々が長い時間かけて通勤している。中には2時間もかかる人もいる。夜は遅くまで飲み明かし、朝早く出勤し、その後、長時間勤務する人も多い」とバロン氏は語る。
「隣の人が眠ってしまい頭が自分の肩に乗ってきても、じっと我慢するといった寛容さがある。嫌なことには違いないが、そういうことがあっても人々はしようがないものとして受け入れている」
東京の地下鉄は、路線によっても異なるが、午前0時から1時に営業運転を終了する。終電間際には「信じられないほどの猛ダッシュが見られる。駅員が拡声器で『本日の最終電車が発車します』とアナウンスすると、文字通り、列車に人の波が押し寄せる」とバロン氏は様子を語った。
不幸にも最終電車を逃してしまったり、プラットホームで眠りこけてしまった乗客は、始発が来るまで何通りかの時間の過ごし方がある。
「カプセルホテルに泊まる人もいれば、小さな小部屋で夜を明かせてインターネットも可能な漫画喫茶に行く人もいる。午前4時半ごろには始発が来るので、ファストフード店で過ごす人もいる」
バロン氏に東京とニューヨーク、どちらの地下鉄が好きかと尋ねると、「ニューヨークよりも東京の方が、本当に効率的で、秩序があって、きれいだ」としながらも、自分の2人の子どものうちどちらが好きかと問われているようだと語り、決めきれないという。
この東京のラッシュアワーこそ知らないが、神戸に通勤していた時は、とてもよく似た生活をしていた。電車に乗り込んだら、ドアが締まるように押し込まれたし、床に足が着かなかったり、手に持ったかばんと手が他人の背中のあたりで乗客に挟まれていたり、残業して酒場に行ってぐだぐだ愚痴って、カラオケで深夜まで過ごし、朝はいつもの通り早く出勤して、その夜も長時間勤務する、正にそれの繰り返し。サンドラ・バロン氏の観察したそのものが、平均的、日本人サラリーマン生活なんだろう。この3枚の写真も時代をよくとらえているね。ある時から女性専用列車も登場して、酔って車内で女性にじろじろ見られるな、と思ったら専用車だったりして・・・。電車の中こそ携帯とスマホの天下だ。
しかし、サンドラ・バロン氏はよくこんな文化に慣れたね〜。そちらの方が驚きだ。
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「おっ、燃えるいい女の揃い踏みだ!ところでSK-2って何?(笑)」
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