いやー、いい映画を観たな。クリント・イーストウッドの目の演技がすばらしい。テレビ画面を見ていたら、時々いい意味でも「芝居してるな~」なんて思うこともあるけど、そんなことを全く考えさせない映像だった。イーストウッドの『グラン・トリノ』(Gran Torino)を劇場で観た時も同じように見入った。モーガン・フリーマンとの共演がまたいいし、彼がラストシーンを余韻を残して見事に結んでくれた。
なんでもアメリカでは極めてデリケートなテーマも含まれており、保守派コメンテーター、障害者団体、キリスト教団体によるこの映画のボイコット運動もあったとか。それらはメインテーマではないらしいが、イーストウッドは社会的問題も取り入れているんだね。
13年前の映画だから小父さんとしては全然古くない!(笑)。第77回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の主要4部門を独占したのだとか!イーストウッドは、監督、俳優、市長をやったり、大統領選挙にも自分の意志表明もやるマルチな才能を持った人なんだと改めて感心した。
解説
31歳のボクサー志望の女性が、ジムを経営する孤独なトレーナーの元にやってくる。最初は彼女など眼中になかったが、そのハングリーさを認めトレーナーを引き受けることに。デビュー連勝した彼女は、ついに100万ドルをかけた世界タイトル戦に出ることになるが…。
実の娘に縁を絶たれた初老のトレーナーと、家族の愛に恵まれない女性ボクサーとの間に生まれた絆の物語。
ストーリー
ロスで小さなボクシング・ジムを経営するフランキー(クリント・イーストウッド(74歳の時の映画なんだ)。トレーナーとしての実力はあるが、育てたボクサーは欲が出て彼の元を去ってしまうことのくり返し。そんなフランキーの元に、31歳のボクサー志願のマギー(ヒラリー・スワンク(当時30歳)が弟子入りを志願する。しかしフランキーは「女は断る」と一蹴。それでも貧しい生活ながらもレッスン代を前払いし、・・・。
ジムで練習に励むマギーの情熱に屈したフランキーは、ボクシングを教えるようになる。フランキーに仕込まれたマギーは持ち前の才能を発揮し、連戦1ラウンドKOという快進撃を続ける。やがてマギーはファイトマネーが100万ドルのタイトルマッチに挑戦することになる。しかし相手は汚いボクシングをすることで有名なビリー。相手の反則に屈せず、試合を優勢に進めるマギーだったが…。 ~ BSジャパン
今日も訪問 ありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援お願いします。
にほんブログ村 人気ブログランキング>