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ウラから目線 「お化粧にかかった費用が3カ月で330万円って高過ぎ?」 「ジュピター」は要らない=福本容子 / 毎日新聞

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 上の写真はたまたまなのか24歳年上の大統領夫人が真っ黒なのに対してマクロンさん、お白いをつけてるみたいだね!そうそう  オランド前大統領もお洒落でプレイボーイに見えたし、その前の  サルコジさんもダンディだったね!フランスの大統領のポストには雑費なんて名前のついた髪や顔を整える予算が組まれているんじゃーないかな!?(笑)。頭がぼさぼさのトランプさん、支持率ともどもこのコラム上では、勝利したね!
 
  久々に福本容子さんの記事を転載させていただいた。

 
   

毎日新聞 2017年8月29日 東京夕刊
 お化粧にかかった費用が3カ月で330万円って高過ぎ? それが有名なモデルさんや俳優さんなら、そうなんだあ、という感じ。でも39歳の男性政治家だったら?高額美容費をヤリ玉に挙げられた39歳とは、フランスで彗星(すいせい)のように登場したマクロン大統領だ。

 メークさんを外国訪問や急な記者会見に呼んだから高くついた、というのが大統領周辺の説明らしい。前任のオランドさんも髪に月120万円ほどかけていたそうだけど、マクロンさんの場合は発覚したタイミングもマズかった。

 欧州連合(EU)の財政ルールを守るため、国の予算削減に取り組むマクロンさん。貧困層への住宅支援から公務員の人件費、防衛費までカット、カットで当然、反発を買う。そしていよいよマクロン改革一丁目一番地の労働市場自由化だ。企業が人を雇ったり辞めさせたり、をしやすくなる改革で、反対のストやデモは避けられそうにない。

 就任当時に約65%あった若きリーダーの支持率は、100日を待たず36%まで急降下。あのトランプ米大統領も顔負けの落下ぶりなのだ。

 原因は、厳しい改革以上に、オレ様的態度にありそう。あだ名は「ジュピター」。ローマ神話に出てくる神々の王様、主神である。自分から、目指すと言い出した。

 主神は下々の者と距離を置き、謎に包まれていた方がいい。必要以上の発信はしない。仏ルモンド紙によれば、パリ祭の日恒例の記者会見も、「自分の思考は複雑過ぎてジャーナリストとの質疑応答には、なじまない」とパスした。

 ドイツのテレビ局のインタビューでは、こんな発言も。「自分が正しいと思うやり方で全てを変えるのが私の任務」。ジュピター全開である。

マクロンさんがやろうとしている改革は実際、正しい。財政赤字を抑えるのも、ガチガチの労働者保護策を緩めるのも、国内の経済をよくするためだけでなく、ドイツと一緒にEUを引っ張るうえで不可欠。

 だけど正しい改革ほど、実現の痛みは大きい。涼しい顔のジュピターに、人はついてこない。フランスの人たちが求めたのは神じゃなく、エリートづらしないリーダーだったはず。顔はすっぴん、髪はぼさぼさ、でいいのだ。(論説委員)

     
ジュピターはローマ神話の主神である。また最高位の女神であるユーノーの夫である。





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