先週の土曜日にサワコの朝に出演した湊かなえさんの本から『夜行観覧車』を読んでみた。難しい本を広げるとすぐ眠ってしまうが、これだとスイスイ読みすすめる(笑)。おばちゃんの会話が満載で、まるでその仲間に入っているような錯覚をも覚える。 2013年1月18日から3月22日まで、TBS系の「金曜ドラマ」で豪華キャストで放送されたもされていたんだ。
「父さんは慎司だけじゃなく、子どもたち全員にそれほど期待してなかったんじゃないか?自分のことで精一杯。女親のように子どもを自分の分身のようには思えないのかもしれない。・・・」
と高橋家の長男が長女と次男に話す場面があるが、この言葉がこのストーリー全体を形作っているように思えた。
本の紹介
父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。
夜行観覧車 1
※関連動画あり 夜行観覧車