今日の講師さんは実に分かり易い講義をしていただいた。最初にスクリーンに映しだされたのが上???
今日が水曜日なので「水曜サスペンス劇場」。講義が2時間なので「2時間スペシャル」。サザエさんの磯野家を借りての遺産相続の争いの作り話で民法(相続法)の説明だった。
主役・磯野波平。定年退職して25年。年金生活で妻のフネと二人暮らし。フネは認知症が悪化、介護施設に入る。自宅にひとりの波平も心筋梗塞の手術後、体力も衰え外出少なし。認知症クリニックに通院しながら、週3回家政婦さんにきてもらう。
サザエ一家は駅近くのマンションに引っ越し、タラちゃんは昨年結婚。
カツオはクラスメートと結婚して、妻の家の家業を継ぐ。
ワカメは、大学院を出て国家公務員になり官僚となり霞が関近くのタワーマンションを購入しての独身暮らし。
第1話 『嵐の予感』
(略)
第1話のポイント
1 相続とは
(1)本人の死亡により開始
(2)被相続人とは、亡くなった本人のこと。
「ノリスケ」波平おじさんの遺言書を読み上げさせていただきます。・・・
『遺言(いごん) カツオとワカメには100万円ずつ渡す。残った遺産はすべてサザエに渡す。サザエやマスオ君はこれからの生活が大変だろう。カツオとワカメは分かってやってくれ。みんなありがとう。平成27年9月吉日 磯野波平 ㊞』
・・・しばらくの間、通夜の席では混乱が続きました。・・・
第2話のポイント
1 遺言(いごん)を作成する意味
(1)相続人間の遺産争いや、相続手続きの負担を減らすことができる。
(2)残された家族の生活を守り、自分自身の思いを実現させることができる。
(3)遺言執行者を決めておくと、遺言者のとおりに相続手続きをしてもらえる
この教室でのたとえ話をネットに載せると、サザエさん事務所と法務局から双方からクレームが付きそうな気がしてきた(笑)
こんな雰囲気で2時間みっちりと講義があったが、小父さん夫婦は両親も亡くなったし、子供も息子一人だけなので直接の関係は無い。また、相続法についての質問を小父さんにしていただいてもちゃんとした答えを持ち合わせていないので先にお断りしておきます(笑)。とても愉快な法律講座だった。
昔ベストセラーだった佐賀潜 著の 民法入門―金と女で失敗しないために (カッパ・ビジネス) がよく似た雰囲気で法律を素人向けに説明してくれてたね。