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ユネスコ無形文化遺産 「山・鉾・屋台行事」が登録へ / 毎日新聞

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  これこそ地方再生の起爆剤になりそうな気がする。小父さんも祭りの写真を撮ってみたいと思いつつ、年を重ねるごとに人混みのするところを敬遠している。でも、日本の伝統なりユネスコの遺産ともなると自分の目にとどめておくことは絶対損にはならないだろう。

 リンク先の「日立風流物(ふりゅうもの)」(茨城)なんて名前も写真もはじめて見た。見応えもありそうだ!

 関西にやって来て見た祭りは2009年10月の姫路の松原神社-灘の喧嘩祭りしかないのじゃーないかな?この祭りに関わっている人の話を引き出したら、もう止まらなかった!どうも1年中祭りのことを考えておられる気がした。仕事で外に出て、盆、正月に帰らなくても祭りにだけは絶対帰郷する人ばかりのようだ。いや、「山・鉾・屋台行事」の33件は皆、そうなんじゃーないのかな?

   

「京都祇園祭の山鉾行事」など18府県33件の祭りを一括で

毎日新聞 2016年10月31日 20時29分
文化庁に31日入った連絡によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関は「京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事」(京都)、「唐津くんちの曳山(ひきやま)行事」(佐賀)など18府県33件の祭りで構成する「山・鉾・屋台行事」を無形文化遺産に登録するよう勧告した。ユネスコが11月28日からエチオピアで開く政府間委員会で審査するが、勧告は尊重されるのが通例で、登録はほぼ確実になった。

33件にはそれぞれ保存団体があるが、ほかの地域には過疎や高齢化で継承が難しくなっている祭りもある。登録を機に意義が見直され、新たな担い手が生まれることが期待される。

 登録対象の行事は、地域の安泰や豊作などを願って住民が執り行う。木工や金工、漆塗り、染織といった伝統技術で飾った山車を引いて練り歩くのが特徴。多くは江戸時代が起源で、33件とも国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 政府は「何世紀にもわたって維持され、地域の絆を強める役割を果たしている」と重要性を強調し、昨年3月に登録を申請していた。

 33件のうち「京都祇園祭」と「日立風流物(ふりゅうもの)」(茨城)は2009年にそれぞれ独立して無形文化遺産に登録された。政府はこの2件を含め特徴の似た行事をグループ化し、一つの遺産として登録し直す手法で対象行事の拡張を図った。このため「山・鉾・屋台行事」が登録されると日本の無形文化遺産は現在より1件減り、21件となる。

 政府は国の文化財に指定した祭礼行事や伝統工芸などを順次、無形文化遺産に申請している。18年には「男鹿のナマハゲ」(秋田)や「甑島のトシドン」(鹿児島)など8県の8行事をグループ化した「来訪神 仮面・仮装の神々」の登録が審査される。

無形文化遺産

 2006年発効の無形文化遺産保護条約に基づき、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録、保護する祭礼行事や伝統工芸。歴史的建造物や自然環境を対象とする「世界遺産」、文書や絵画が対象の「世界の記憶」(世界記憶遺産)と並ぶユネスコ三大遺産の一つ。日本からは能楽や歌舞伎、和食など22件が登録済みで、中国の30件に次ぎ2番目に多い(16年10月時点)。

 

追記   



東京新聞 2016年11月1日 朝刊 から  

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