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映画 『劒岳(つるぎだけ) 点の記』  2009年

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 BSプレミアムで昼に放送されたが、またまた見入ってしまった。この作品も2009年07月06日に劇場で観たんだが、本物の世界へいざなわれてのことだろう、迫力があるね。

  左の写真、黒澤明監督の撮影助手もやっていた木村大作監督がかなり無理な撮影をしたからかな?プロの山岳ガイドの支援もあってか、確か雪庇(山の尾根の風下がわに、ひさしのようにせり出した積雪)の上を歩くシーンは生きた心地がしなかったと山案内人・宇治長次郎役の香川照之氏が語っていた。

 命綱が切れ岩場から落下したり、雪崩に皆、雪に埋もれたり、暴風雨下のテント内で気を失ったり、芝居とは言え、参謀本部陸地測量部の測量官の前に立ちはだかった困難を想像して感動を覚える。昨夏、近所の知人がこの劒岳を小雨の中に登って死ぬかと思ったという話も聞いていたので余計大変さを感じた。剱岳は飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰にある標高2,999 mの山で富山県の上市町と立山町にまたがり、日本国内で「一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山」とされる。小父さんは向かい側の大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)に登ったことはあるが、嶮しさは比べ物ににはならない。

 そんな山に皆、足袋にわらじで登り、氷の上では足裏に鉄の爪(アイゼン)をつけて歩くのだからそれは大変!陸地測量部測量手・柴崎芳太郎役の浅野忠信氏と香川氏はロケで数カットを撮るために剱沢から池ノ平まで9時間歩いて移動した日もあったとか。

 第33回日本アカデミー賞では優秀作品賞、最優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞などに記録されているね! 
 
   
 『劒岳 点の記』(つるぎだけ てんのき)は、新田次郎の小説、およびこれを原作とした日本映画である。

 あらすじ
 1906年(明治39年)、参謀本部陸地測量部の測量官・柴崎芳太郎に未踏峰とされてきた剱岳への登頂と測量の命令が下った。それは日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務であった。山麓の山案内人とともに測量に挑んだ男たちは山岳信仰から剱岳を畏怖する地元住民の反発、ガレ場だらけの切り立った尾根と悪天候・雪崩などの厳しい自然環境、日本山岳会との登頂争い、未発達な測量技術と登山装備など様々な困難と戦いながら測量を行うが…。~wiki


 劒岳 点の記(プレビュー)
    

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