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大相撲初場所 大関・琴奨菊が初優勝 / NHK動画もあり

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 制限時間いっぱい「さあ、いくぞ!」てとこか
        
  う~ん、大相撲でこんなにも涙がにじみ出てきたことは、たぶん前にも後にもないだろう。決して琴奨菊(31歳)のお父さんの貰い泣きではないと思う。小父さんの印象では勝てない大関(失礼)とずっと思っていた。それが、白鵬を完璧に破り、あと二人の横綱にも完勝するではないか。

 実に久方ぶりの(10年らしいが)日本人力士のインタビューが聴けて懐かしさも感じた。琴奨菊、誠におめでとう。
 
 
 


荒川 静香が金メダル獲った後、イナバウアーって呼んでいたけど ルーティン(決まった手順)なんだそう。


お父さんは心配で見ていられないって表情だった




西大関の豪栄道を突き落とし!




お父さんは琴奨菊が子供の頃、家に土俵まで作ったお爺さんの写真を掲げて泣きじゃくっておられた






三横綱を破り無敗だった琴奨菊にただひとつの土をつけた中学からのライバル豊ノ島が出迎えた






優勝インタビューが素朴で素直でとても良かった



大相撲初場所 大関・琴奨菊が初優勝 / NHK動画もあり


       

追記 2016年1月25日(月)毎日新聞
 余録 
「事新しく申し上ぐるも如何(いかが)なれど抑々(そもそも)角力(すもう)は日本の国技、歴代の朝廷之(これ)を奨励せられ、相撲(すまいの)節会(せちえ)の盛事は、尚(しょう)武(ぶ)の気を養い来たり……中世廃れて、遺憾ながら今日に及んでおります」。1909(明治42)年に両国にできた国技館の披露文だ▲相撲好きの小説家・江見水蔭(えみすいいん)が書いたこの文章こそ相撲が「国技」と呼ばれるきっかけとなった。これに感銘を受けた年寄・尾(お)車(ぐるま)の提案で、新築の相撲会場が「国技館」と名づけられた(風見(かざみ)明(あきら)著「相撲、国技となる」)▲国技館開場当時は個人優勝の顕彰制度はなく、時事新報社が幕内最優秀成績者の写真を館内に掲額する制度があるだけだった。同紙は後に小紙の前身・東京日日新聞と合併、大正時代に正式に個人優勝が創設された後も写真掲額は小社の事業として今日に至っている▲手前みその話で恐縮だが、その国技館に10年ぶりに日本出身力士の優勝額が新たに掲げられることになった。モンゴル出身3横綱を破った大関・琴(こと)奨(しょう)菊(ぎく)が1敗を守っての初場所優勝だった。2006年初場所で栃(とち)東(あずま)が賜杯を手にして以来、「国技」の面目が施された▲むろん外国出身の力士も共に相撲の伝統を受け継ぎ、不祥事で存続の危機に陥った土俵を守り続けたが故に人気を盛り返せた「国技」だ。今さら力士の出身国を問うのも無粋だが、そのがぶり寄りで地元・福岡県はじめ多くのファンに愛された力士の栄誉はうれしい▲力士をめざす子どもらが増えぬことには「国技」の未来は暗い。背をそらし天を仰ぐ立ち合い前のルーティン「菊バウアー」も人気の大関の優勝、その飛躍が続く世代をも奮い立たせるよう願う。
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