クールジャパン事業って? 何にお金を出すの~日本経済新聞
NHKのテレビ「クール・ジャパン」は以前はよく観ていたけど、最近は見ていない。ところが、毎日新聞のコラムに取り上げられるようだったら、けっこう視聴率もあるのかな?
国や地方自治体がこれだけ力を入れているということはガラケイじゃないけど、今まで日本国内の需要だけで賄えていたものが海外を取り込まなければ食っていけない時代が来たっていうことの現れなんだね。大学生も例外じゃないのか!以前NHKのテレビを見ていた頃は、外国人の視点や観点が知りたいだけだったのだが背に腹は代えられないということなんだろう。
余録:NHK・BSの番組「クール・ジャパン」で…
毎日新聞 2015年11月23日 東京朝刊
NHK・BSの番組「クール・ジャパン」で長く司会を続けてきた劇作家の 鴻上尚史(こうかみしょうじ)さんが最近の著書で日本人の考えるクールと外国人が感じるクールは違うと指摘している。例えば、アイスコーヒーだ。欧州などではあまり飲まれないが、日本に来てその魅力を知り、クールと感じるのだという
▲経済産業省肝煎りの官製クール・ジャパン事業は番組開始後に登場したが、アニメ、マンガ、カワイイなど日本が売り込もうとするクールが外国人にどの程度受け入れられているのか。ズレがあると指摘する識者も少なくない
▲そうした内外の受け止め方の差を意識してのことだろう。在日外国人に地元の魅力を評価してもらおうとする自治体が増えている。新潟県では9月から県内の外国人留学生を対象にした「新潟発見ツアー」を実施した
▲佐渡や長岡、弥彦神社など県内の名所を回り、アンケートに答えてもらうほか、フェイスブックに感想を寄せてもらい、対外発信にもつなげようという試みだ
▲大分県では昨年から外国人留学生の多い立命館アジア太平洋大学に委託してビデオCMコンテストを実施している。タイやベトナムなどの留学生が自国向けに作ったビデオはラブストーリー仕立てやカンフー映画風の作品など特色がある。担当者は「つかみどころが日本人と違う」と話す
▲10月までの訪日外国人は1600万人を超え、過去最多だ。政府はさらにはずみをつけようと地方のお薦めルートを選定したが、外国人にどこまで浸透するか。一過性に終わらせないためにも世界各国の人たちとの共同作業で日本の魅力の再発見につなげたい。
【毎日新聞ニュースサイトのトップページへ】