今朝方、歩いていたらフォルクスワーゲンマークに出会ったが「ありゃー」とは思ったが日本では確か問題の不正なソフトウェアを搭載したディーゼルエンジンは走っていないんだよね。でもこのイメージダウンは会社経営には確実に響くだろう。資本金 57,539 Million Euro(2011年12月31日時点)というと7兆7千百億円???、従業員数 55万人(2015年7月末時点)なにしろマンモス企業であることだけは確か! 「フォルクスワーゲンが崩壊したとき、ヨーロッパも苦境に陥る 」 なんて文字もネットに踊ってるね。
ところでshinkaiさん、ドイツとイタリア人気質の違いで下の書物からの引用は合ってますか?
余録:欧州に長く住む人によれば、ドライブ旅行では周囲…
毎日新聞 2015年09月29日 00時03分
欧州に長く住む人によれば、ドライブ旅行では周囲の車の運転マナーが格段に良くなることでドイツへの入国に気づくという。そこではよく前の車が急減速して驚くが、制限速度変更の標識のせいだ
▲このようにルールの徹底したドイツだが、対照的なイタリアに比べ事故が少ないわけではないという。あるイタリア人はいう。「われわれは誰もルールを守らないので絶えず周囲に気を配っている。ドイツ人は人や状況を見ずに規則通りに運転するから事故が多い」
▲片野優ほか著「こんなにちがう ヨーロッパ各国気質」(草思社)から引用させてもらったが、各国の国民性をからかうジョークではこの規則好きや真面目、勤勉さを笑いのタネとされるドイツ人である。その評判に泥を塗る仰天のスキャンダルの激震が続いている
▲むろん独自動車大手フォルクスワーゲンの排ガス規制逃れの不正である。違法ソフトを搭載したディーゼルエンジン車は実に1100万台という。同社は経営陣を刷新し、対象車のリコールを始めるが、各国での法的な責任追及や損害賠償訴訟の修羅場はこれからだ
▲なにしろ環境重視は今日のドイツ社会、産業の合言葉だった。その切り札の一つとされたディーゼル車、しかもトップメーカーによる環境性能のごまかしとあっては救いがない。真面目・勤勉のイメージに根ざしたドイツ製造業の高い品質への信頼も大きく傷ついた
▲それもこれも閉鎖的な企業体質の中で、利益優先が守るべき唯一のルールとなったせいらしい。経営の透明化は必須だが、そこでは常に人と状況に気を配るイタリア方式の活用も求められよう。
イタリア在住の新開志保さんの個展が長野県の諏訪市で開催されますのでご案内します。 新開さんのブログはこちらです 「水彩画分室 ・ イタリア・絵に描ける珠玉の町、村」