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未知の世界へ飛び出せ ~渡辺謙・55歳の挑戦~/クローズアップ現代

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 写真はWOWOWから      

  

 過去にはWOWOWを短期間繋いで、このトニー賞授賞式を観たこともあったが、作品も知らなければ出演者も知らない、そしてブログでは全く話題にならないのでつまらないななんて思ったこともあった。

 でも。今日のクローズアップ現代での渡辺謙さんの王様と私の解説を聞いていたら観たかったな。渡辺謙さんの映画は劇場では「SAYURI Memoirs of a Geisha(2005年)」「明日の記憶(2006年)」「硫黄島からの手紙 Letters from Iwo Jima(2006年)」「沈まぬ太陽(2009年)」「インセプション Inception(2010年)」「許されざる者(2013年)」を観たが、本を読んでいたからか「沈まぬ太陽」が一番印象に残っている。

 もう忘れた人も多いと思うが「ラヂオの時間(1997年)」の彼の役柄は、日本ではおよそ走っていないような超ロングボデイのトラックの運転手で映画のほとんど終わりにラヂオから流れて来たはちゃめちゃなドラマに感動したと言って涙を流すちょい役なんだな。この作品を思い出すたびに芸能界の浮き沈みの大きさを感じる。いやー、健さんも凄かったけど、謙さんも凄い!テレビやステージのマイクの前に立つととても謙虚なのが好感が持てる。

  


クローズアップ現代 NHK 2015年6月8日(月)放送

演劇界最高の栄誉とされるトニー賞が発表される。俳優の渡辺謙さんが、ミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされた。日本人俳優としては初の快挙だ。歌も英語もハンデを負いながら、55歳の年齢で勝手のわからないブロードウェイに飛び込んでの悪戦苦闘。敢えて挑んだのは役者個人としての求道心からだけではなく、大きく変化するアメリカのエンタメビジネス事情が関係している。ここ数年、ブロードウェイとハリウッドは相互乗り入れを強めており、シナリオや人気スター、観客、投資マネーを世界中から吸い寄せている。より強大なソフト産業としてパワーを高めながら、アジア市場などへの展開を強める戦略だ。そうした機運を逃さず、中韓などの映画・演劇人は活動をボーダーレス化させているが、日本の映画・演劇人は内向きという。危機感を持っていた謙さんの今回の挑戦、エンタメ界や若い世代の日本人への発奮材料となるか。   


       

 

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