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高齢者大学の3日目 防災(自然災害)について~助けられる人から助ける人へ

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NPO法人兵庫県防災士会 横山恭子理事による素晴らしい講義とワークショップ      

  

写真はクリックで拡大  
       



下の大きな文字はみんなで唱和した   

  

  上は写真だけだが、講師の横山さんは阪神淡路大震災、東日本大震災の経験を踏まえた実に生きた防災を話されていた。この類をいくつか聞いたことがあるが話しぶり、受講生とのやりとり、実例、南海トラフ地震への備えなど実に説得力を感じる前半の講義だった。

    

 ワークショップ(後半)   
1.「クロスロード」
あなたは・・・避難所の食糧担当。被災から数時間。避難所には3000人が避難しているとの確かな情報が得られた。現時点で確保できた食糧は2000食。以降の見通しは今のところなし。まず、2000食を配る? YES かNO か

    

  

  全体を6グループに分けて、まずYES 、NOのカードを裏返しで出して、一斉にオープン。そしてひとりづつがその理由を述べる。この設問で我がグループの一人だけがNOとの回答。講師はこの1票の意見がとても重要なんだ、尊重しなければならないと述べ記念品まで出された。

 

2.「クロスロード」
あなたは・・・被災者。地震で自宅は半壊状態、家族そろって避難所へ。だが、日頃の備えが幸いして、非常持ち出し袋には水も食糧も3日分はある。一方、避難所には水も食糧もない家族が多数。みんなの前で非常持ち出し袋を開ける?YES かNO か

    

3.「クロスロード」
□海辺の集落の自主防災組織リーダー
□10分前の地震で津波警戒警報発令。ラジオは40分前後で第1波が来襲すると報じている。みんなで声をかけあい、10分あまりで高台に避難を完了した。が、一家族4人だけが見当たらない。
□探しに戻る? YES かNO か

  

  例題もあったが、テーマがだんだん難しくなる。みんなけっこう考えこんだと思う。ちなみに小父さんは1.はYES 、2.は、NO、3もNO。2.の非常持ち出し袋は「皆がいないところで開ける」と言ったらグループのみんなが笑った。それを聴きつけてマイクで教室全員に講師から説明を求められたら、大爆笑か失笑を買った。でも小父さんはそう思う。

 いや、小父さん自身も防災への備えの重要さを本当に再認識した2時間だった。日本で暮らしている以上これらは当たり前のことだとつくづく思う。


 

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