中国:マナー違反観光客ブラックリスト ネットで公開
毎日新聞 2015年05月12日 21時18分(最終更新 05月12日 22時36分)
【上海・林哲平】中国国家観光局は悪質なマナー違反をした観光客の実名を記したブラックリストを公表する制度を始め、第1弾の4人のリストをインターネット上で公開した。リストに載ると、出国や銀行取引が制限される可能性がある。
中国では、経済成長に伴って海外旅行を楽しむ国民が増えているが、旅行先でのマナー違反が指摘されており、政府が国家イメージを損なわないように規制に乗り出した。
この制度は4月に運用が始まった。ブラックリストの対象となるのは、飛行機などの公共交通機関内の秩序を乱す▽公共施設や遺跡、文物を壊す−−などで刑罰を受けたり、社会に重大な悪影響を与えたりしたケース。警察や税関、銀行などに通知される。
今回、最も重い10年間のブラックリスト掲載の「罰」を受けたのは5月1日からのメーデー(労働節)連休を前に、共産党の革命根拠地だった陝西(せんせい)省延安市で紅軍(人民解放軍の前身)兵士の像に上って写真を撮った男性。別の観光客が撮った写真がネット上で公開され、批判を浴びていた。
国際線の飛行機の中で乗務員と口論になり、湯の入ったカップ麺を投げつけた男女や飛行機の遅延に腹を立て、離陸前に非常ドアを勝手に開けようとした男性も2年間のブラックリスト入りした。
小父さんは、中国人のマナーは国民性や価値観の違いでどうしようもないものだと思っていたが、国家にも自覚はあったんだ!(笑)。
例の中国人6400人、フランスへ“爆”社員旅行でもティエンズの李金元CEOが「ゴミはみんな持ち帰った」なんてコメントも出していたね。
前の日曜日にはバラエティー系の番組で日本の現職の国会議員さんまでが、そのマナーの悪さを面白可笑しく皮肉っていた。中国人の観光客にも国際的常識が備わるのはいいことだ。