独特の書体で、心に響くことばを創り続けた、相田みつを(1924~1991)。60歳のときに出版した初めての著書「にんげんだもの」は、初版から30年を迎える現在も、多くの人に深い感銘を与えている。ところが、その創作活動は、葛藤の連続だった。
栃木県足利市に生まれ、19歳から書を習い始めたみつを。着実に伝統的な書の技法を習得していくが、その一方で、"現代には現代の書をかかなければならない"という思いが強くなってゆく。ろうけつ染めを用いた前衛書や詩文書などに挑戦。高い評価を得る。
そして、書への探求心は強くなるばかり。作者の思いや感動を伝えるにはどうしたらいいのか。たどり着いたのが、"自分のことばをじぶんの書で伝える"ということだった。みつをは、書壇を離れ、独自の道を歩み始める。自分と向き合って、素直な自分をさらけ出し、そのときの思いを筆に込め、生涯、みずからの理想の書を追い求め続けた。
相田みつをにひかれている人たちのインタビューを交え、書の魅力を紹介。"ことば"と"書"を融合させた、独自の作品世界に迫っていく。
NHK 日曜美術館
初めて壁に掛かっている相田みつをさんの詩か文字を見た時、これは子供向けなのか?と思ったものだった。ところが、あっちこっちで見るにつけ興味もわいてきてなかなか味わい深いフレーズだと思うようになったものだ。先ほど前の日曜日の放送をビデオで見て納得した。相田みつをさんの禅僧である道元が執筆した正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)の講義の大学ノートが13冊もテレビに映し出されていた。
「仏教の心」を「書」を子供でも馴染めるようなものに表わしたんだ。氏のリンク先には「人の心の底の劣等感をごまかすような文句も私は嫌いである」とか「上手に書ける字をわざと下手に書く人には何か魂胆がある」なんて批評家もいるらしいが、正直に小父さんは凄いと思う!
>作品に対して妥協を許さず、「逢」というたった一文字を書くために何百枚何千枚と紙を使用したり、(ウィキペディア)
なんて全く芸術の世界だよね!
こんなことも載っている。
>人間臭く、わがままで、嫌いな相手とすぐケンカになったり、女性に大層もてたりしたという
これいいね、小父さんは益々好きになった!(笑)
相田みつをのの画像検索はこちら 書と詩