キム・ウンギョンさん(政府調査団撮影)
2012年8月26日 07時07分
【ソウル=辻渕智之】韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェソンヨン)代表は二十五日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第一書記の妹ヨジョン氏が、横田めぐみさんの娘キム・ウンギョン(ヘギョン)さん(24)の身辺管理や保護を特別に担当しているとの情報を本紙に明らかにした。
崔代表が北朝鮮の複数の消息筋から確認した。崔代表は過去、めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者との情報を北朝鮮高官から得るなどしてきた。
ヨジョン氏が担当に就いたのは昨年十二月の金正日(キムジョンイル)総書記死去後で、正恩氏が指示した。消息筋は「ウンギョンさんを今後の対日交渉で有効なカードとして温存するため」と目的を語ったという。
日韓外交筋は「情報はあるが確認できていない」と述べた。
崔代表に語った消息筋によると、ヨジョン氏はウンギョンさんと年齢も近いため、兄の正恩氏が最高指導者となった新体制で自らの役割として身辺管理担当を引き受けた。ウンギョンさんの行動はおおむね自由だが、偶発事故を防ぐ狙いからも監視役が付いている。
二人は朝鮮労働党関係の仕事を一緒にしているという。ヨジョン氏については韓国紙・中央日報が二月、北朝鮮の重要部署である党組織指導部に勤務し、実力者として浮上したと報道。金正日総書記の時代に実妹の金慶喜(キムギョンヒ)氏(66)が重用されたのと同様に、ヨジョン氏が正恩氏をそばで支えている可能性がある。崔代表によると、ヨジョン氏は正恩氏の秘書役を務め、拉致問題に対して一定の権限も確保しているという。
日朝間では四年ぶりとなる政府間協議が二十九日に北京で開かれる。崔代表は情報をもとに、北朝鮮は遺骨返還の推進で人道に配慮する新体制の姿勢を国際社会に強調するが、ウンギョンさんを含めた拉致問題の局面転換はないと展望した。
<キム・ウンギョン(ヘギョン)さん> 1977年に拉致された横田めぐみさんが86年、韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)氏と結婚し、87年9月に生まれた。2002年9月の日朝首脳会談に合わせ、北朝鮮側がヘギョンの名で日本政府関係者と面会させた。06年に英男氏が会見で「本名はウンギョン」と明かし、金日成総合大コンピューター学科に在学中と説明。結婚したとの情報もある。
(東京新聞)
北朝鮮の拉致被害者が帰国したのが2002年10月15日。そして蓮池・地村夫妻の子供たちがインドネシア経由で帰ってきたのが、2004年5月22日。
やっと探しあてた!2002年10月25日にフジテレビ・朝日新聞・毎日新聞により10月25日に、北朝鮮が指定した条件で行われた、キム・ヘギョンさんのインタビュー。「おじいさん・おばあさん、北朝鮮に会いに来てください」という趣旨。この映像は何度もテレビから流れたな。
しかし、上の情報がすべて真実だとして、横田めぐみさんが生存していてもこんな状況だったら、めぐみさんも日本に帰る意思は出てこないような気がするけど、どうなんだろう?
奇しくも日朝交渉再開へ遺骨問題で最終調整がスタートすると言われているけれど・・・。
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2012年8月26日 07時07分
【ソウル=辻渕智之】韓国の拉致被害者家族でつくる「拉北者家族会」の崔成龍(チェソンヨン)代表は二十五日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第一書記の妹ヨジョン氏が、横田めぐみさんの娘キム・ウンギョン(ヘギョン)さん(24)の身辺管理や保護を特別に担当しているとの情報を本紙に明らかにした。
崔代表が北朝鮮の複数の消息筋から確認した。崔代表は過去、めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者との情報を北朝鮮高官から得るなどしてきた。
ヨジョン氏が担当に就いたのは昨年十二月の金正日(キムジョンイル)総書記死去後で、正恩氏が指示した。消息筋は「ウンギョンさんを今後の対日交渉で有効なカードとして温存するため」と目的を語ったという。
日韓外交筋は「情報はあるが確認できていない」と述べた。
崔代表に語った消息筋によると、ヨジョン氏はウンギョンさんと年齢も近いため、兄の正恩氏が最高指導者となった新体制で自らの役割として身辺管理担当を引き受けた。ウンギョンさんの行動はおおむね自由だが、偶発事故を防ぐ狙いからも監視役が付いている。
二人は朝鮮労働党関係の仕事を一緒にしているという。ヨジョン氏については韓国紙・中央日報が二月、北朝鮮の重要部署である党組織指導部に勤務し、実力者として浮上したと報道。金正日総書記の時代に実妹の金慶喜(キムギョンヒ)氏(66)が重用されたのと同様に、ヨジョン氏が正恩氏をそばで支えている可能性がある。崔代表によると、ヨジョン氏は正恩氏の秘書役を務め、拉致問題に対して一定の権限も確保しているという。
日朝間では四年ぶりとなる政府間協議が二十九日に北京で開かれる。崔代表は情報をもとに、北朝鮮は遺骨返還の推進で人道に配慮する新体制の姿勢を国際社会に強調するが、ウンギョンさんを含めた拉致問題の局面転換はないと展望した。
<キム・ウンギョン(ヘギョン)さん> 1977年に拉致された横田めぐみさんが86年、韓国人拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)氏と結婚し、87年9月に生まれた。2002年9月の日朝首脳会談に合わせ、北朝鮮側がヘギョンの名で日本政府関係者と面会させた。06年に英男氏が会見で「本名はウンギョン」と明かし、金日成総合大コンピューター学科に在学中と説明。結婚したとの情報もある。
(東京新聞)
北朝鮮の拉致被害者が帰国したのが2002年10月15日。そして蓮池・地村夫妻の子供たちがインドネシア経由で帰ってきたのが、2004年5月22日。
やっと探しあてた!2002年10月25日にフジテレビ・朝日新聞・毎日新聞により10月25日に、北朝鮮が指定した条件で行われた、キム・ヘギョンさんのインタビュー。「おじいさん・おばあさん、北朝鮮に会いに来てください」という趣旨。この映像は何度もテレビから流れたな。
しかし、上の情報がすべて真実だとして、横田めぐみさんが生存していてもこんな状況だったら、めぐみさんも日本に帰る意思は出てこないような気がするけど、どうなんだろう?
奇しくも日朝交渉再開へ遺骨問題で最終調整がスタートすると言われているけれど・・・。
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