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黒板ジャック:一面の絵 朝の小学校びっくり 東京・立川 / 毎日jp

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 リアルな目玉焼きに驚く児童ら=東京都立川市立南砂小学校で2014年11月    


  

黒板ジャック:一面の絵 朝の小学校びっくり 東京・立川

毎日新聞 2014年11月17日 20時12分(最終更新 11月17日 20時25分)

◇児童に内緒 武蔵野美大の美術交流

 武蔵野美術大の学生らが、休みの間に小学校を訪れ、児童に内緒で全学級の黒板にチョークで絵を描いた。名付けて「黒板ジャック」。同大が小中高校で取り組む美術交流の一環で、「アート作品で子供たちに驚きを味わってほしい」との思いから学生が発案した。

 休み明けの17日朝、東京都の立川市立南砂小学校ではいつも通り登校した児童らが黒板を見てびっくり。「すごい、誰が描いたの?」「これ、チョークで描いたの?」と大騒ぎになった。全12学級に違う絵が描かれていると校内放送が流れ、児童らは他の教室を見に次々と出て行った。

 4年1組の黒板に描かれていたのは目玉焼きとご飯の朝食。工芸工業デザイン学科1年の鈴木蘭菜さんが5色のチョークを使い、陰影までつけた力作だ。児童らは顔を近づけたり、そっと触ってみたりして、「リアル。食べられそう」「こんな絵、どうやったら描けるの?」と興味津々だった。

 黒板の絵は16日、同大で油絵や日本画、工業デザインなどを専攻する学生ら11人が7〜8時間かけて仕上げた。8色のチョークを使った鳳凰(ほうおう)や、白色のみの細密画のような作品など作風も題材も教室ごとに異なる。そんな作品も、授業が始まる前には描いた本人の手で消されていった。「黒板だからこそ、あっという間に消えてしまう『刹那(せつな)の芸術』の良さがある」との考えからだ。

 同大は、黒板ジャックのほか、小中高校に学生の作品を飾り、描いた本人が児童や生徒に解説する「対話型鑑賞プログラム」など、美術を介した交流に取り組んでいる。担当の三澤一実教授(教職課程)は「朝、黒板に絵があっただけで、その日は特別な一日になる。表現は楽しいものだと伝えたい。学生にとってもチョークでどこまで描けるかの挑戦」と話す。実施校からは「子供の表現が自由になった」などの反響が寄せられているという。【岡礼子】


写真はクリックで拡大     
     

写真は左から
制作中の「町」=2014年11月16日、岡礼子撮影
制作中の白鳥=2014年11月16日、岡礼子撮影
制作中のたこ=東京都立川市立南砂小学校で2014年11月16日、岡礼子撮影
鳳凰の絵を消す制作者と児童ら=2014年11月17日、岡礼子撮影

 

 これっていいね!子供たちはショックを受けて美術家になる子も出てくるかも知れない。美術家にならなくてもちょっと早いがとても大きなクリスマスプレゼントになったんじゃーないかな?

 しかし、11人が7〜8時間もかけたって学生の方も有給のアルバイトと違って貴重な時間をすごせたね。驚く小学生の反応を見るのもきっと楽しかったと思う! 


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