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女の気持ち:「輝く女性」って? 山口県宇部市・大石文女(パート・60歳)/毎日jp

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  イラストはPIKTAからお借りした   

         
  


女の気持ち:「輝く女性」って? 山口県宇部市・大石文女(パート・60歳)

毎日新聞 2014年10月18日 西部朝刊

 「女性が輝く国」という言葉を最近よく耳にする。生き生き働くという意味だと思うが……。10年ほど前、河川公園を整備する工事現場で見たおばちゃんを思い出す。

 彼女はたった一人、小屋の外で着替えをしていた。昼休みの時間だったので、作業着をとりかえているところらしかった。小屋の中では男の作業員たちがくつろいでいた。きまり悪そうに周囲を見回しながら着替える姿が忘れられない。

 好きで働いているわけではないかもしれない。働かざるをえない事情もあるだろうに。そう思うと小屋の中の男たちに腹が立った。

 このところ道路工事の現場で毎朝旗を振っているおばちゃんに出会う。どの人にも目が合う度に「おはようございます」と頭を下げ、丁寧に順路を示している。

 この人も好きでこの場に立っているかどうか分からない。ひたすら日々の労働を一生懸命やることで、今を通り抜けようと努めているのかもしれない。

 好きな仕事、自分にあった仕事に就いて生き生きと働ける女性が、これから先、日本にもたくさん現れるのだろうか。

 「『輝く女性』にならずとも、あなたは今のままで十分美しい。ただ健康に気をつけて、明日もこの現場に立ってください」

 毎朝会うこのおばちゃんに10年前のおばちゃんを重ねながら、今日も心の中で声をかけ、バイクで駆け抜ける。


  

  大石文女さん私も賛同します。私はずっと建設現場に勤務していましたのでよくそんな状況にも接してきました。

 また、よく顔を会わせる掃除のおばちゃんもいます。その方がまた心がこもっと仕事をされているのに感動し挨拶はもちろんのこと声掛けやねぎらいの言葉を忘れないようにしています。正に大石さんが言われるまちがいなく輝いておられる女性です。

 車に乗っている時は女性交通誘導員への挨拶は難しいですが、これから歩いている時には特にご婦人には挨拶も大切なことだとこの投稿で思いまして。もちろん、失礼な誘導をされたら無視するかも知れませんが(笑)。

 「女性が輝く国」を小さなことからでもみんなで初めていきたいものですね。


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