1965年小父さんの修学旅行時の集合写真/奈良の興福寺五重塔で
憂楽帳:集合写真「大勢で撮る記念写真が意外に難しいんですよ」
毎日新聞 2014年07月05日 大阪夕刊
写真記者をしていると、「撮影が難しいのはどんな写真?」と聞かれることがたまにある。スポーツ写真など、特別な機材と高い技術が必要なものもあるが、私は「大勢で撮る記念写真が意外に難しいんですよ」と答えるようにしている。
昨年7月、終業式の取材である小学校を訪れた。その日、体育館で集合写真を撮るというので、撮影係を買って出た。
教諭と児童あわせて200人ほどの小さい学校だが、全員を1枚の写真に収めるのは簡単ではない。2階に上がって、フロアの子供たちの顔が全員収まるように位置を指示する。笑顔にしようとポーズを取ってもらう。
体育館は広く、言葉が伝わりにくい。「ストロボが光ったら、目をパッチリと開いて」と大声を上げる。撮影を終えた時には、汗だくになっていた。
後日、学校から創立記念の下敷きが送られてきた。その時に私が撮った写真がプリントされていた。みんないい表情をしていた。生涯、大事にしてもらえるのではないか、と思った。記念撮影の責任をどうにか果たせたか。ささやかな達成感だった。【加古信志】
団塊の世代の小父さんは、男子校に学んだが1クラス65人くらいで12組まであったのが上の写真!約800人のこの写真を撮られたのは前にも後にもなく面白いのでよく覚えている。行政は団塊の世代対策でも困っただろうね、でもみんな学校に通って読み書きできるようになった!
そして今は生徒も足りない、労働力も税金を納める人も足りなくなってきた。豊で平和な日本もバランスを取るのは難しいよね。いや、加古信志記者の200人の創立記念写真を撮るのも難しい。えっ、200人を6学年で割ったら33人なのか!これは風前の灯な気がするね〜。
憂楽帳:集合写真「大勢で撮る記念写真が意外に難しいんですよ」
毎日新聞 2014年07月05日 大阪夕刊
写真記者をしていると、「撮影が難しいのはどんな写真?」と聞かれることがたまにある。スポーツ写真など、特別な機材と高い技術が必要なものもあるが、私は「大勢で撮る記念写真が意外に難しいんですよ」と答えるようにしている。
昨年7月、終業式の取材である小学校を訪れた。その日、体育館で集合写真を撮るというので、撮影係を買って出た。
教諭と児童あわせて200人ほどの小さい学校だが、全員を1枚の写真に収めるのは簡単ではない。2階に上がって、フロアの子供たちの顔が全員収まるように位置を指示する。笑顔にしようとポーズを取ってもらう。
体育館は広く、言葉が伝わりにくい。「ストロボが光ったら、目をパッチリと開いて」と大声を上げる。撮影を終えた時には、汗だくになっていた。
後日、学校から創立記念の下敷きが送られてきた。その時に私が撮った写真がプリントされていた。みんないい表情をしていた。生涯、大事にしてもらえるのではないか、と思った。記念撮影の責任をどうにか果たせたか。ささやかな達成感だった。【加古信志】
団塊の世代の小父さんは、男子校に学んだが1クラス65人くらいで12組まであったのが上の写真!約800人のこの写真を撮られたのは前にも後にもなく面白いのでよく覚えている。行政は団塊の世代対策でも困っただろうね、でもみんな学校に通って読み書きできるようになった!
そして今は生徒も足りない、労働力も税金を納める人も足りなくなってきた。豊で平和な日本もバランスを取るのは難しいよね。いや、加古信志記者の200人の創立記念写真を撮るのも難しい。えっ、200人を6学年で割ったら33人なのか!これは風前の灯な気がするね〜。