集団的自衛権 米高官 日本に派遣で調整
NHK NEWSWEB 7月1日 11時06分
アメリカ政府は来週にも日本にホワイトハウスの高官を派遣する方向で調整していて、年末までに行う予定の日米防衛協力の指針=いわゆるガイドラインの見直しに集団的自衛権の行使容認を反映させたうえで、見直し作業を加速させたい考えです。
集団的自衛権を巡っては、自民・公明両党が、1日午前、従来の憲法解釈を変更し、行使を容認する閣議決定案で合意しました。
こうしたなか、日米の外交筋がNHKに明らかにしたところによりますと、アメリカ政府は来週にも日本にホワイトハウスのメデイロス・アジア上級部長を派遣し、外務省の幹部や、いわゆる日本版NSC=国家安全保障会議のメンバーらと会談する方向で調整しているということです。
この一連の会談を通じて、日米両政府は、年末までに行う予定の日米防衛協力の指針=いわゆるガイドラインの見直しに集団的自衛権の行使容認を反映させたうえで、見直し作業を加速させていきたい考えです。
これに先だって、メデイロス部長は中国を訪れ、アメリカと中国が安全保障や経済などの幅広い課題について話し合う戦略経済対話に出席する予定です。
このため、日本訪問では、米中戦略経済対話の結果について日本政府に説明するとともに、海洋進出を強める中国への対応などを巡っても意見を交わすものとみられます。
これって昨日の午前中のニュースだよ!小父さんは、日本はアメリカの植民地になったのかと思ったよ。見直し作業ってホワイトハウスの高官指示・命令を聞くだけの会議ではないのかな?
どう動く:集団的自衛権 私の意見/11 現場隊員の声聞け 元防衛庁長官・玉澤徳一郎さん(76)
毎日新聞 2014年06月27日 東京朝刊
早大雄弁会時代から日米の安全保障を論じ合ってきたし、防衛庁長官も務めたから、この間、与党の集団的自衛権論議を注視してきた。ひとつ気づいたことは、もし「行使容認」となれば、日米安保条約は書き換えが必要にならないか、ということ。米側は同意するのだろうか。
政界引退した身だが、地元(岩手県)の人たちからよく相談を受ける。自衛隊員の親からは「外国と戦争になれば息子は死ぬのですか?」と聞かれ、元隊員の漁師からは「専守防衛で何が悪いのか分からない」と言われた。国民の理解はまったく深まっていないと感じる。まず専守防衛でぎりぎりまで考え、集団的自衛権については徹底的に議論しなければ。自衛隊を正式に軍にするのだから憲法改正が筋だ。安倍(晋三)さんは国民の合意を取ろうという努力が足りない。
このまま行けば、間違いなく戦死者が出る。そのとき、国民の中から「そんな話は聞いていない」という声が必ず出る。そして、隊員募集が極めて困難になる。若者に国防の意識があっても、少子化の時代だ。親が絶対許さない。国民的な合意がないとそうなるのだ。
長官時代、オウム真理教の問題やルワンダ難民支援への部隊派遣で国会がもめた。制服の人たちの声を聞きながらていねいに説明したつもりだ。大事なことは、現場にいる隊員諸君の意見をよく聞くということだろう。それが、この議論の前提だと思っている。【聞き手・滝野隆浩】=随時掲載
==============
■人物略歴
◇たまざわ・とくいちろう
早大在学中は雄弁会に所属。防衛庁長官(1994〜95年)、農相を歴任、2009年に政界引退した。
安倍晋三内閣を支持しません!支持政党は自民党を続けていたいとは思ってはいるが・・・
NHK NEWSWEB 7月1日 11時06分
アメリカ政府は来週にも日本にホワイトハウスの高官を派遣する方向で調整していて、年末までに行う予定の日米防衛協力の指針=いわゆるガイドラインの見直しに集団的自衛権の行使容認を反映させたうえで、見直し作業を加速させたい考えです。
集団的自衛権を巡っては、自民・公明両党が、1日午前、従来の憲法解釈を変更し、行使を容認する閣議決定案で合意しました。
こうしたなか、日米の外交筋がNHKに明らかにしたところによりますと、アメリカ政府は来週にも日本にホワイトハウスのメデイロス・アジア上級部長を派遣し、外務省の幹部や、いわゆる日本版NSC=国家安全保障会議のメンバーらと会談する方向で調整しているということです。
この一連の会談を通じて、日米両政府は、年末までに行う予定の日米防衛協力の指針=いわゆるガイドラインの見直しに集団的自衛権の行使容認を反映させたうえで、見直し作業を加速させていきたい考えです。
これに先だって、メデイロス部長は中国を訪れ、アメリカと中国が安全保障や経済などの幅広い課題について話し合う戦略経済対話に出席する予定です。
このため、日本訪問では、米中戦略経済対話の結果について日本政府に説明するとともに、海洋進出を強める中国への対応などを巡っても意見を交わすものとみられます。
これって昨日の午前中のニュースだよ!小父さんは、日本はアメリカの植民地になったのかと思ったよ。見直し作業ってホワイトハウスの高官指示・命令を聞くだけの会議ではないのかな?
どう動く:集団的自衛権 私の意見/11 現場隊員の声聞け 元防衛庁長官・玉澤徳一郎さん(76)
毎日新聞 2014年06月27日 東京朝刊
早大雄弁会時代から日米の安全保障を論じ合ってきたし、防衛庁長官も務めたから、この間、与党の集団的自衛権論議を注視してきた。ひとつ気づいたことは、もし「行使容認」となれば、日米安保条約は書き換えが必要にならないか、ということ。米側は同意するのだろうか。
政界引退した身だが、地元(岩手県)の人たちからよく相談を受ける。自衛隊員の親からは「外国と戦争になれば息子は死ぬのですか?」と聞かれ、元隊員の漁師からは「専守防衛で何が悪いのか分からない」と言われた。国民の理解はまったく深まっていないと感じる。まず専守防衛でぎりぎりまで考え、集団的自衛権については徹底的に議論しなければ。自衛隊を正式に軍にするのだから憲法改正が筋だ。安倍(晋三)さんは国民の合意を取ろうという努力が足りない。
このまま行けば、間違いなく戦死者が出る。そのとき、国民の中から「そんな話は聞いていない」という声が必ず出る。そして、隊員募集が極めて困難になる。若者に国防の意識があっても、少子化の時代だ。親が絶対許さない。国民的な合意がないとそうなるのだ。
長官時代、オウム真理教の問題やルワンダ難民支援への部隊派遣で国会がもめた。制服の人たちの声を聞きながらていねいに説明したつもりだ。大事なことは、現場にいる隊員諸君の意見をよく聞くということだろう。それが、この議論の前提だと思っている。【聞き手・滝野隆浩】=随時掲載
==============
■人物略歴
◇たまざわ・とくいちろう
早大在学中は雄弁会に所属。防衛庁長官(1994〜95年)、農相を歴任、2009年に政界引退した。
安倍晋三内閣を支持しません!支持政党は自民党を続けていたいとは思ってはいるが・・・