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天鐘(5月31日)/「拝啓」の後が続かない/デーリー東北新聞社

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色とりどりに咲き誇るルピナス=30日、十和田市深持
十和田市深持の観光農園「手づくり村 鯉艸郷(りそうきょう)」(中野渡裕生代表)で紫や黄、ピンクなど色とりどりのルピナスが咲き誇っている。見頃は6月下旬まで。

  

天鐘(5月31日)/「拝啓」の後が続かない/デーリー東北新聞社

手紙を書こうと便箋に向かったものの、はたと困った。「拝啓」の後が続かない。時候のあいさつが浮かばないのだ。気にすればするほど、もどかしさが募る。本棚の奥から手紙文の書き方の本を引っ張り出した

▼5月によく使われる時候の文例が並んでいる。「新緑の候」や「立夏の候」は月の初めならぴったり。ツツジやフジの開花に触れる書き方もあるが、既に見頃は過ぎた。適当な言葉が見当たらない

▼むしろ、6月の例文にある「向暑のみぎり」が感覚的にはしっくりする。と言うのも、おとといから2日連続で夏を思わせる暑さだった。きのうは三戸や八戸などで30度を超す真夏日を記録。三沢、むつ、六ケ所などは5月の観測史上最高の気温となった

▼気象庁のホームページを開くと、青森県内の観測地点の大半が「最も暑い時期を上回る」猛暑だった。それ以外の地点でも「7月下旬並」という具合。まだ5月だというのに、いきなり真夏の暑さが襲ったようなものだ。熱中症の疑いで病院に運ばれた人もいる

▼調べてみると、5月の真夏日は決して珍しいことではない。三戸で1994年に32・6度、八戸では88年に32・3度を記録している。暑さ寒さに気が抜けない季節だと覚悟して、体調管理に注意するに限る

▼時候のあいさつに本から拾った定型文を使うことは、あっさりとあきらめた。そもそも全国一律の言葉では味気ないし、この地方の季節感にそぐわないこともある。気張る必要もない。「まだ5月だというのに、真夏日が2日も続き…」。率直に書くことにした。


  

 青森でもそんなに気温が上がっているのか!明石市でも暑いはずだね。建設現場でも7月1日からの7日間を全国安全週間として事故防止の強調をはかるはずだが、明日の6月1日から月末までをその準備期間にしている。

 連日、小中学生の熱中症のニュースが出ているが屋外作業の建設労働者にとっては、一番しんどい時期だ。暑さに体が慣れるまでは呉々も十分な休養と水分補給をとって、特に熱中症予防に努めて下さい。建設現場の場合は命取りにつながりかねないと思います。

 また、墜落や転落災害も誘発しかねません。建設労働者の不足、高齢化そして首都圏や東北への労働者の移動などでますます少ない人数で納期内の工事の負担が増えてきていることでしょう。国は労働賃金を上げる努力をしなければ建設現場は止まってしまいますよ!


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