Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

女の気持ち:ウルトラC 岐阜県多治見市・高山里美(教員・55歳) / 毎日jp

$
0
0
 チャスラフスカ選手の体操

  

女の気持ち:ウルトラC 岐阜県多治見市・高山里美(教員・55歳)

毎日新聞 2014年02月06日 中部朝刊


 「この文とこの文をつないで答えにするなんて、ウルトラC的な解答だね」と、私。

 「何、それ」と生徒。「ウルトラC、知らない?」「知らない」

 「じゃあ、これって褒め言葉か、けなし言葉か、どっちだと思う?」「けなしてる」

 15歳の高校生は、「ABCのCだから、評価は低い」と答えた。すると、そばでこのやりとりを聞いていたもう1人の15歳が、「えっ、そういうことなの?」と言う。どういうことだと思ったのかと聞くと、「うるとらしい」という形容詞かと思ったと言う。

 私は、5歳のとき東京オリンピックを見た。アベベ選手のマラソンと、チャスラフスカ選手の体操が、ついこの前のことのようだ。「ウルトラC」は、超難度の離れ技、大逆転を狙える技、という意味で、いろんな場面で使ってきた。しかし、東京オリンピックから半世紀。ずいぶん時間がたっていたのだと思い知った。

 シーラカンスのような55歳国語教師の「現代文」の授業で使う言葉は、ひょっとしたら15歳の高校生にとっては、「古文」の授業なのかもしれない。

 2020年には、再び東京でオリンピックが開催される。最近の体操競技の技には「G難度」まである。ウルトラCならぬウルトラGの、目を見張るような鍛錬の技がまた見られるかな。シーラカンスのささやかな楽しみである。

    

  

   高山里美さん、ウルトラCの話題有難うございます。私は東京オリンピックは高校2年の時で、特に市川崑監督の映画「東京オリンピック」に映し出されたチャスラフスカさんには、うっとり酔いしれたものです。(もちろんアベベもスーパースター!でした)

 過日、私が所属している「ぶらり歩こう会」の部長さん(79歳の方)が、行事が終わってバスを待っている間にリュックから、毎日新聞のクロスワードパズルを取り出して、今朝の早い時間から布団の中でこれをやっていたんだけど、ここは分からないだろうか?と差し出されました。ん?と私も考えこみましたが「ウルトラシー」と答えて得意げになったものです。現在では死語になってしまいましたね!(笑)。     

あの当時は跳馬で「山下跳び」(屈伸倒立転回とび)なんてのもありましたが、現在は「シライ」「シライ2」「シライ/キムヒフン」ですか!?内容はよく分かっていません(笑)。

 「閏虎しい」って書いたら、教え子さんたちもいろいろ解釈をつけてくれそうですね(笑)。高山さんがシーラカンスだったら、私はカンブリア紀の動物でしょうか?(笑)
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles