監督:アンソニー・マン 、出演者:ジェームズ・ステュアート、ジューン・アリソン、音楽:ジョセフ・ガーシェンソン(音楽監督)、ヘンリー・マンシーニ(musical adaptation)
挿入曲:ムーンライト・セレナーデ、タキシード・ジャンクション、茶色の小瓶、セントルイス・ブルース、ベイズン・ストリート・ブルース、イン・ザ・ムード、ペンシルベニア6-5000、アメリカン・パトロール、黒い瞳、チャタヌーガ・チュー・チュー(ウィキペディア)
ストーリー抜粋
若いトロンボーン奏者グレン・ミラー(ジェームズ・スチュアート)は、新しい音楽を創り出す悲願を抱き、そのため苦しい生活を忍んでいた。彼の親友のピアノ奏者チャミイ(ヘンリイイ・モーガン)さえも、グレンの目的に疑いを持つようになったが、偶然の機会にグレンの編曲した作品がベン・ポラック(自身出演)の耳にとまり、ポラックの編曲助手として採用され彼の楽団と一緒に演奏旅行に出た。デンヴァーに来たとき、グレンは学校時代の女友達ヘレン(ジューン・アリソン)に電話をかけ、真夜中に彼女を訪れた。彼はヘレンとは2年間も音信不通であったが、彼女を彼の両親の家へ朝食に連れ出した。(ぴあ映画生活)
昨日の昼の1時からBSプレミアムで放送していたが、こんないい映画だとは知らなかった。映画のタイトルも挿入曲もいつか聞き覚えたものばかり。これが、スウィング・ジャズなるものかという雰囲気を覚えた。えーと、前時代のディキシーランド・ジャズよりも人数的には大編成であり、即興演奏に重点が置かれるそれに比べ、約束事にコントロールされたアレンジが必要となったとある。
ジェームズ・ステュアートの映画は、事故で足を骨折したカメラマンのサスペンス『裏窓』、リンドバーグの伝記『翼よ! あれが巴里の灯だ』、ヒッチコックの『めまい』、ジョン・ウェインとの共演の『リバティ・バランスを射った男』、罠猟師役は『西部開拓史』くらいを観たのかな。この『グレン・ミラー物語』を撮る際にはトロンボーンなり音楽の役作りも相当やっただろうと思うけど、役柄の違うどの作品もさまになっていて印象に残る。この映画では終わりに軍服を着るけどジェームズ・ステュアート自身は米国陸軍大佐までになったんだそうだ。
いつものようにラストシーンでは突然涙がボロボロこぼれてきた。いや、クラシック映画には小父さんはすっぽりとはまってしまうね。
The Glenn Miller Orchestra - (1954) Moonlight Serenade
The Glenn Miller Story - Just Married - Louis Armstrong
The Glenn Miller Story - Chattanooga Choo Choo