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記事/余録:「サッカーと政治と宗教について口論してはいけない」 毎日jp

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国旗を掲げ気勢を上げるデモ隊=ブラジルのリオ市内で2013年6月20日午後6時、小出洋平撮影   

 ブラジルデモ:60都市以上に拡大 100万人以上参加

毎日新聞 2013年06月21日 11時02分 
  
 
     

余録:「サッカーと政治と宗教について口論してはいけない」
毎日新聞 2013年06月21日 00時07分

 「サッカーと政治と宗教について口論してはいけない」はブラジルの格言(かくげん)という。いつまでも終わらない口げんかをしても仕方ないというわけである。では一つでさえ決着がつかないサッカーと政治とがからんだ争いは一体どうなるのか

 ▲強豪イタリアとの激闘で惜しくも逆転負けしたサッカー日本代表だったが、きのうの朝は出勤を遅らせて応援した方もおいでだろう。このコンフェデレーションズカップを開催中のブラジルで、政府の経済政策などに抗議する市民らの大規模な街頭デモが続いている

 ▲日本・イタリア戦のあった現地時間の19日はデモの休日とされた水曜日で、騒乱は一部にとどまった。しかし前日には全国の10都市で約24万人が激しい抗議行動を繰り広げている。20日にも大規模なデモが呼びかけられた

 ▲デモの発端は公共交通料金の値上げへの抗議だった。やがてわき起こったのはコンフェデ杯や来年開催するワールドカップへの政府の支出に抗議し、予算を社会保障などに回すよう求める市民の声である。貧富の二極化が進む中、サッカーよりもパンをという次第だ

 ▲冒頭の格言を引用させてもらったアンジェロ・イシ著「ブラジルを知るための56章」にはこんな格言もあった。「カーニバルとサッカーさえあれば、国民は政府への不満も経済危機もすっかり忘れる」。今やそんな政府の思惑(おもわく)にも人々はごまかされないということか

 ▲約20年ぶりの市民の大規模な抗議行動にはコンフェデ杯という国際的祭典をとらえてのカーニバルにも似た盛り上がりがうかがえる。祭りの収束へ、政治の優先順位の見直しを迫られるルセフ政権だ。

               


 オリンピックへ立候補した西アジアのトルコでは反政府デモそして地球の裏側では、ワールドカップを前にして大会まで「止めろデモ」どうも国家統治は為政者の思い通りにはいかないもんだね。

 昔の国会で(昭和35年6月)日米安保条約改定で反対デモが渦巻き、国民がカッカとなっていたころだ。 総攻撃の的だった岸信介首相が「それでも後楽園球場は満員だ」と述べたとされることもある。それで余計に反発をかったね。ああ、安倍総理のお爺さんだ(笑)。

 ブラジルなんて今コンフェデレーションズカップの真っ最中なのに、デモの数は膨らむばかり。サッカー日本代表の侍ブルーのことももさることながら、きっとブラジルの代表選手たちは手弁当でもサッカーをやらせてくれと言いたいだろう。トルコ国とブラジル国の心配もしてあげたくなってきた。

 日本は本当に平和で恵まれすぎている。




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