ラヂオの時間 - goo 映画
あらすじ とあるラジオ局「ラジオ弁天」で、普通の主婦である鈴木みやこが脚本を手がけた作品が、初めてラジオドラマで使われることになった。ドラマは生放送で、熱海を舞台にした平凡な主婦と漁師の恋の物語。
リハーサルも成功しプロデューサー牛島龍彦の言葉にみやこは期待を寄せるが、主演女優である千本のっこのワガママから端を発し、放送直前で次々と脚本に変更が加えられていく。そして舞台はアメリカのシカゴ、人物は女弁護士とパイロットに変更となった。
SEも間に合わず、途中で辻褄が合わなくなってしまうことを知るが、生放送中なのでやり直しが効かない。急場を凌ぐ形で、様々な設定を変更して辻褄を合わせていった結果、メロドラマは大スペクタクル映画のように。しかし、辻褄を合わせる度に次々と様々な問題が浮上して来る。そしてラストまで変更されることになり、自分の作品を台無しにされた鈴木みやこは、ついに堪忍袋の緒が切れて、スタジオに立てこもってしまい……。(ウィキペディア)
録りだめから映画ばかり観ている。『ラジオの時間』を初めて見た時はあれよあれよと奇想天外なストーリーに引きずられていったものだ。終着地点では終わった。いや〜、面白いと感じた。第21回日本アカデミー賞では、最優秀脚本賞・三谷幸喜、最優秀助演男優賞・西村雅彦が受賞。この映画につられて2006年の『THE 有頂天ホテル』は劇場に出掛けたが、楽しかったけど『ラジオの時間』と同じようなことをやってるなと思った。そして『ザ・マジックアワー』や 『ステキな金縛り』と映画館にはたくさんの人が押し掛けていたけど、何だかまた同じドバタか?という先入観が先に起きて、近くのワーナーマイカルシネマズでは上映されているその部屋には入らなかった。あとの2本はテレビでも観ていない。
この映画の最初の方は、精巧に計算されつくした極楽作品だと感じていたが、終わり頃にはちょっとしつこいのじゃないかって思った。ラジオを超大型トラックの中で聴いていて放送局に横付けしてその感動を語る運転手(渡辺謙)がいる。この最後のひとこまがよかった。小父さん的には、3度も観る映画ではないな〜!
サンダカン八番娼館 望郷 - goo 映画
『サンダカン八番娼館 望郷』は1974年の日本映画。熊井啓監督。東宝、俳優座製作。
原作はノンフィクション作家・山崎朋子の『サンダカン八番娼館-底辺女性史序章』(初版1972年)。このノンフィクション作品は、明治時代に天草からボルネオのサンダカンにいわゆるからゆきさんとしてわたった女性への聞き取り調査を基にしている。
映画でも、太平洋戦争後、天草で貧しい暮らしをおくる元からゆきさんの姿と、その回想のなかで語られる過去のボルネオの娼館での暮らし、そして現在のボルネオに残るからゆきさんの墓を訪ねるくだりなどが原作に忠実に描かれている。戦後、「戦前期日本の恥部」として一般に知られることが少なかったからゆきさんの実像を描き出したとして、原作・映画とも、さまざまな問題を投げかけた話題作であった。元からゆきさんを演じた田中絹代は、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。(ウィキペディア)
『サンダカン八番娼館 望郷』は重たい映画だな。これは最初から最後までずっと惹きつけられっぱなし。チャン・ツィイーと渡辺謙が演じたハリウッド映画『SAYURI』にも最初のタッチは似ているけどさゆりが花街の置屋に売られて人気芸者になっていくのとは違い、こちらは娼館だ。老婆の北川サキ(晩年)役の田中絹代の演技が素晴らしい。真に迫ってくる。映画そのものにはストーリー性もあるのだろうが、このような史実があったことも忘れてはならないと思う。
たくさんの俳優さんが名演しているが、近代史を研究している三谷圭子役の栗原小巻と北川サキのやりとりが心に残った。ラストシーはボルネオの日本に帰りたくない、からゆきさんたちお墓をジャングルで見つけ出し栗原小巻がその向いている方向を確認して涙するシーンだ。
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あらすじ とあるラジオ局「ラジオ弁天」で、普通の主婦である鈴木みやこが脚本を手がけた作品が、初めてラジオドラマで使われることになった。ドラマは生放送で、熱海を舞台にした平凡な主婦と漁師の恋の物語。
リハーサルも成功しプロデューサー牛島龍彦の言葉にみやこは期待を寄せるが、主演女優である千本のっこのワガママから端を発し、放送直前で次々と脚本に変更が加えられていく。そして舞台はアメリカのシカゴ、人物は女弁護士とパイロットに変更となった。
SEも間に合わず、途中で辻褄が合わなくなってしまうことを知るが、生放送中なのでやり直しが効かない。急場を凌ぐ形で、様々な設定を変更して辻褄を合わせていった結果、メロドラマは大スペクタクル映画のように。しかし、辻褄を合わせる度に次々と様々な問題が浮上して来る。そしてラストまで変更されることになり、自分の作品を台無しにされた鈴木みやこは、ついに堪忍袋の緒が切れて、スタジオに立てこもってしまい……。(ウィキペディア)
録りだめから映画ばかり観ている。『ラジオの時間』を初めて見た時はあれよあれよと奇想天外なストーリーに引きずられていったものだ。終着地点では終わった。いや〜、面白いと感じた。第21回日本アカデミー賞では、最優秀脚本賞・三谷幸喜、最優秀助演男優賞・西村雅彦が受賞。この映画につられて2006年の『THE 有頂天ホテル』は劇場に出掛けたが、楽しかったけど『ラジオの時間』と同じようなことをやってるなと思った。そして『ザ・マジックアワー』や 『ステキな金縛り』と映画館にはたくさんの人が押し掛けていたけど、何だかまた同じドバタか?という先入観が先に起きて、近くのワーナーマイカルシネマズでは上映されているその部屋には入らなかった。あとの2本はテレビでも観ていない。
この映画の最初の方は、精巧に計算されつくした極楽作品だと感じていたが、終わり頃にはちょっとしつこいのじゃないかって思った。ラジオを超大型トラックの中で聴いていて放送局に横付けしてその感動を語る運転手(渡辺謙)がいる。この最後のひとこまがよかった。小父さん的には、3度も観る映画ではないな〜!
サンダカン八番娼館 望郷 - goo 映画
『サンダカン八番娼館 望郷』は1974年の日本映画。熊井啓監督。東宝、俳優座製作。
原作はノンフィクション作家・山崎朋子の『サンダカン八番娼館-底辺女性史序章』(初版1972年)。このノンフィクション作品は、明治時代に天草からボルネオのサンダカンにいわゆるからゆきさんとしてわたった女性への聞き取り調査を基にしている。
映画でも、太平洋戦争後、天草で貧しい暮らしをおくる元からゆきさんの姿と、その回想のなかで語られる過去のボルネオの娼館での暮らし、そして現在のボルネオに残るからゆきさんの墓を訪ねるくだりなどが原作に忠実に描かれている。戦後、「戦前期日本の恥部」として一般に知られることが少なかったからゆきさんの実像を描き出したとして、原作・映画とも、さまざまな問題を投げかけた話題作であった。元からゆきさんを演じた田中絹代は、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。(ウィキペディア)
『サンダカン八番娼館 望郷』は重たい映画だな。これは最初から最後までずっと惹きつけられっぱなし。チャン・ツィイーと渡辺謙が演じたハリウッド映画『SAYURI』にも最初のタッチは似ているけどさゆりが花街の置屋に売られて人気芸者になっていくのとは違い、こちらは娼館だ。老婆の北川サキ(晩年)役の田中絹代の演技が素晴らしい。真に迫ってくる。映画そのものにはストーリー性もあるのだろうが、このような史実があったことも忘れてはならないと思う。
たくさんの俳優さんが名演しているが、近代史を研究している三谷圭子役の栗原小巻と北川サキのやりとりが心に残った。ラストシーはボルネオの日本に帰りたくない、からゆきさんたちお墓をジャングルで見つけ出し栗原小巻がその向いている方向を確認して涙するシーンだ。
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