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映画 『君よ憤怒の河を渉れ』 1976年

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概要
この映画は中国でも1979年に『追捕』として公開され、文化大革命後に初めて公開された外国映画となった。公開は大変な人気を呼び、高倉健や中野良子は中国でも人気俳優となった。また、後に佐藤純彌は『未完の対局』、『敦煌』を中国で撮影し、高倉健は、今作品により高倉のファンとなった張芸謀監督の『単騎、千里を走る。』で主役を演じた。

あらすじ
1976年10月10日新宿。ある代議士の不審死事件を単独捜査していた東京地検検事・杜丘冬人は、突然、警察官に強盗傷害容疑で連行された。警察官は、水沢恵子と名乗る女性の通報を受け、杜丘を拘束したのだった。新宿警察署へ連行された杜丘は、旧知の警視庁捜査第一課・矢村警部を呼び出し、無実を主張する。すると今度は、寺田俊明と名乗る男性が「この男にカメラを盗まれた」と杜丘を名指しで通報してきた。杜丘には身に覚えのないことだったが、証拠が揃いすぎていた。完壁な罠だ。

キャスト
杜丘冬人:高倉健、矢村警部:原田芳雄、伊藤検事正:池部良、遠波真由美:中野良子、遠波善紀:大滝秀治、長岡了介:西村晃、堂塔正康:岡田英次、大月京子:倍賞美津子(特別出演)、横路加代:伊佐山ひろ子、横路敬二:田中邦衛、酒井義広:内藤武敏、細江刑事:大和田伸也、 (ウィキペディア)  

   

   映画 君よ憤怒の河を渉れ 予告篇(YouTube)はこちら




 日本映画専門チャンネルの無料期間中の録画からこの映画を観た。いつも思うが、このチャンネルの邦画は何とも面白い。どんな映画かも全く知らないのに、この『君よ憤怒の河を渉れ』というタイトルだけは、頭に刻み込まれていた。

 えっ、高倉健(当時45歳)と中野良子(当時26歳)のラブシーンがあったから?そうかも知れないし、違うかも知れない(笑)。しかし次々と展開する思いがけないストーリーとふんだんにお金をつぎ込んだ映像にも惹きつけるものがある。高倉健さんの初めてのセスナ機の操縦あり、中野良子さんの新宿西口でのたくさんの競走馬を駆け抜けさせての健さんの救出劇も魅せてくれるね〜。

 故・原田芳雄氏(当時36歳)も声は彼らしいが、若すぎて別人に見えた。なんだ、最近の映画『あなたへ』で高倉健さん、故・大滝秀治さんと共演して撮影が終わっても大滝にとても礼儀をつくしていたが、この映画でも主役と脇役で共演しているじゃーないか!

 北海道知事選に立候補しようとした大滝秀治(当時51歳)のひとり娘(中野良子)が、すべてが終わってボロボロになった高倉健にまだついて行くか〜?おんな心の一端を描いているようでそのシーンも良かったね。




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