始祖鳥
2013年6月9日 中日新聞
あなたは恐竜を食べたことがありますか? 何を朝から寝ぼけているんだ、と言うなかれ
▼恐竜学の最前線を分かりやすく解説する 『恐竜時代1』(岩波書店) の著者、北海道大学の小林快次(よしつぐ)准教授は一般向けの講演のたび、こう説明するという。「鳥は恐竜なんです…インコやジュウシマツを飼っている人は、恐竜を飼っていると自慢してもいいんですよ」
▼ここ二十年で、恐竜研究は飛躍的に進んだ。かつて恐竜と鳥との進化の歴史をつなぐのは、十九世紀半ばにドイツで見つかった「始祖鳥」だけだった。それが、一九九〇年代から中国で、羽毛や翼を持った恐竜の化石が、数え切れないほど発見されてきた
▼進化の大樹から見れば、爬虫(はちゅう)類という大きな枝から恐竜という枝が生じ、さらにそこから伸びて、現在へとつながっている枝が鳥類。大絶滅期を生き延びたのが、鳥類型の恐竜−ということになるらしい
▼小林さんが今、頭を悩ませているのは、鳥は肉食の恐竜から進化したのか、それとも植物食の恐竜かという問題だ。「食物連鎖の頂点に立つ肉食恐竜からならば、強者がさらに空に覇権を求めたことになる。植物食恐竜からであれば、弱者が空に追いやられたということになります」
▼鳥のご先祖さまはどんな思いで、空に羽ばたいたのか。焼き恐竜(つまり焼き鳥)でも味わいつつ、想像してみますか。
こうやって聞くと始祖鳥も羽根をむしり取った焼き鳥に見えなくもない(笑)。誰もインコやジュウシマツのルーツが恐竜だなんて思わないよね。ハリウッド映画に自分のペットが突然、恐竜に変わるみたいなものがなかったかな?
確かにワシ・タカなどは肉食鳥でほとんどの鳥はベジタリアン!ということは何でも食べる人間様が一番のどう猛な動物なのかな?
「焼き恐竜」なんて掲げた、焼き鳥やさんは、意外とヒットするかも!(笑)
2013年6月9日 中日新聞
あなたは恐竜を食べたことがありますか? 何を朝から寝ぼけているんだ、と言うなかれ
▼恐竜学の最前線を分かりやすく解説する 『恐竜時代1』(岩波書店) の著者、北海道大学の小林快次(よしつぐ)准教授は一般向けの講演のたび、こう説明するという。「鳥は恐竜なんです…インコやジュウシマツを飼っている人は、恐竜を飼っていると自慢してもいいんですよ」
▼ここ二十年で、恐竜研究は飛躍的に進んだ。かつて恐竜と鳥との進化の歴史をつなぐのは、十九世紀半ばにドイツで見つかった「始祖鳥」だけだった。それが、一九九〇年代から中国で、羽毛や翼を持った恐竜の化石が、数え切れないほど発見されてきた
▼進化の大樹から見れば、爬虫(はちゅう)類という大きな枝から恐竜という枝が生じ、さらにそこから伸びて、現在へとつながっている枝が鳥類。大絶滅期を生き延びたのが、鳥類型の恐竜−ということになるらしい
▼小林さんが今、頭を悩ませているのは、鳥は肉食の恐竜から進化したのか、それとも植物食の恐竜かという問題だ。「食物連鎖の頂点に立つ肉食恐竜からならば、強者がさらに空に覇権を求めたことになる。植物食恐竜からであれば、弱者が空に追いやられたということになります」
▼鳥のご先祖さまはどんな思いで、空に羽ばたいたのか。焼き恐竜(つまり焼き鳥)でも味わいつつ、想像してみますか。
こうやって聞くと始祖鳥も羽根をむしり取った焼き鳥に見えなくもない(笑)。誰もインコやジュウシマツのルーツが恐竜だなんて思わないよね。ハリウッド映画に自分のペットが突然、恐竜に変わるみたいなものがなかったかな?
確かにワシ・タカなどは肉食鳥でほとんどの鳥はベジタリアン!ということは何でも食べる人間様が一番のどう猛な動物なのかな?
「焼き恐竜」なんて掲げた、焼き鳥やさんは、意外とヒットするかも!(笑)