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アランドロン の映画『サムライ』(原題:Le Samouraï 1967年 仏・伊合 作) / NHKBS 7/29放映

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アラン・ドロン主演で、ナタリー・ドロンの映画デビュー作品。アラン・ドロン演じる殺し屋の失敗と死を独特の映像美で描いた・・・。

ストーリー(抜粋)

 ジェフ・コステロ(アラン・ドロン)は飼っているカナリアだけを友とする、一匹狼の殺し屋である。仕事ぶりは慎重に慎重を重ねたもので、コールガール・ジャーヌ(ナタリー・ドロン)と、闇ポーカーの賭場にそれぞれアリバイの口裏合わせを頼み、メトロを複雑に乗り継ぎ、


特殊な鍵束を使って路上の自動車を盗み、協力者である自動車修理工にナンバープレートを付け替えさせて、標的の情報と銃を受け取り、指紋と硝煙反応を残さぬよう手袋をはめ、仕事を終えると、手袋と銃をセーヌ川に捨て、タクシーで帰宅するのだった。


 土曜日の深夜。ナイトクラブの支配人・マルテ殺しの依頼を受けたジェフは、いつものように準備を重ね、依頼を遂行した。現場を去ろうとしたとき、専属ジャズバンドの女流ピアニスト、ヴァレリーと鉢合わせになり、まともに顔を見られてしまった。それでもジェフはヴァレリーを無視し、平然とナイトクラブを出た。

通報を受けた警察は、街の人々を無差別に連行する作戦を敷き、賭場にいたジェフもその対象となる。ジャーヌとヴァレリーが警察署に呼ばれた。ジャーヌは事前の申し合わせ通り、ジェフのアリバイを偽証する。面通しでジェフの姿をふたたび見たヴァレリーは、なぜか「この人ではありません」と告げたので、ジェフは釈放される。警部はジェフこそが殺し屋だと直感し、部下たちに徹底的なマークを命じる。~ウイキペデイア



 先日88歳で亡くなったアラン・ドロンさんの作品だと思い頑張って観た。ところが、超クールなんだが、しょっぱなから平気で車を盗んでナンバープレートを貼りかえるし、ナイトクラブの支配人も簡単に殺してしまう。ちょっと待てよ「サムライ」というタイトルだったら武士道に近い何かが出てくるのではないか?と思ったら殺し屋さんの物語。「サムライ」という日本語に失礼なんじゃーないかと思いきや、晩年に三島由紀夫が大絶賛した作品で知られ、それらの評も名評とされているのだとか。三島の小説も好きだったのだが、彼の生き方のどこかで共通点があるのかな?(笑)。それでも何だかじっと観ていた。
 ところでジャーヌ役のナタリー・ドロンは観ていてジェフ・コステロ(アラン・ドロン)の愛人役かなと思っていたらコールガールって書いてあるね。かつ、なんでドロンという名がつくのだろと思ったら1964年にアラン・ドロンと結婚していたじゃーないか。そんな時期のコールガールとしての共演だったとは。 



Le Samouraï Trailer (1967)

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