毎日新聞 2012年06月22日 00時14分
「ギリシャ人は誇り高き国民。文明、民主主義、科学、何でもギリシャ発だ」
愛国主義政党の党首発言じゃない。サッカーの欧州選手権で強豪ロシアを破り、8強に入ったギリシャのサントス監督。
次の対戦相手は、あのドイツだ。見る方は当然、力が入る。ギリシャ人の生活苦の元の緊縮財政のその元はドイツの厳しい注文だし、ギリシャがユーロ圏に残れるかどうかもドイツの助け次第。せめてサッカーでは、ドイツを「ユーロ」(欧州選手権の通称)から振り落としちゃえ!と熱くなりそう。ちなみにサントス監督の国、ポルトガルも、同じくドイツにすがる身だ。
世間の予想は圧倒的にドイツ優位。さて、日本の明日早朝、ミラクルは起きる?
「氷上の奇跡」と呼ばれる伝説的出来事がある。1980年2月、冬季オリンピックの男子アイスホッケーでアメリカの若い弱小チームが過去何連覇というソ連に逆転勝利し、最後は金メダルを取った。
ソ連のアフガニスタン侵攻で米ソ冷戦が再び緊迫していた頃。国内の経済は不況と2ケタのインフレだ。奇跡はアメリカ人に久々の自信と誇りを与えた、と伝わる。
勝手に政治と結びつけられては、スポーツ選手が迷惑。でも国や地元が大変な時、プラスアルファの力が出て、見ている者も力づけることはある。「僕らはギリシャの1100万人を笑顔にしたいから頑張る」。サマラス選手がメディアに話していた。
これは皮肉な巡り合わせ!サポーターが熱くなるだろうね。ヨーロッパの場合は普段でも日本では想像もつかないような火花が飛び散っている。ことに今回は暴動にでもならなければいいがと心配になる。
まあ、銃砲を持ち出しての戦いではないだけに、いいことだとは思うが、選手も死に物狂いでやるだろう。WOWOW以外で録画でもやらないかな〜?何か違った興味が沸いてくる。
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