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堤真一 と堺雅人の『クライマーズ・ハイ』2008年7月公開 / NHK BS 再掲

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(あらすじ)
 1985年8月12日、群馬県の地方紙・北関東新聞社の遊軍記者で、社内の登山サークル「登ろう会」メンバーの悠木和雅(堤真一)は、親友で同社販売部の安西耿一郎(髙嶋政宏)とともに、県内最大の難関である谷川岳衝立岩登攀へ向かう予定だった。準備で帰宅しかけたとき、社会部記者の佐山から「ジャンボが消えた」との連絡が入る。日航ジャンボ123便が墜落し、世界最大規模の航空事故が地元群馬で起ったのだ。

悠木は、社長(山﨑努)から事故関連の紙面編集を担う日航全権デスクを命ぜられる。同新聞社にとって、「大久保・連赤」以来となる大事件を抱えた悠木は、次々と重大かつ繊細な決断を迫られる。(ウイキペディア)

(2008-07-06記す)
 今日、公開ということで朝一で観てきた。御巣鷹山の墜落現場シーンなどは当時がよみがえり重々しくのしかかってくる。この事故は絶対に風化させてはいけないと感じた。北関東新聞社というローカル新聞の取材合戦と日航機ジャンボ機事故の紙面作りの1週間の葛藤を編集局内を中心に他の広告や販売とのバトルを中心に描かれている。

 戦場のような凄惨な現地を見てきた堺雅人と滝藤堅一の迫真の演技が事故現場を想像させてくれ、彼らが書いた記事には感涙してしまう。この事故に対する全権を社長から託された悠木・堤真一の真っ直ぐな方針が摩擦を生み続け、新聞という組織社会をあぶりだしてくれた。刻々と入る事故情報、取材連絡とその取り扱いでずっと映画にひきつけらてしまった。

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(2024-5-31記す)
 「クライマーズ・ハイ」とは、とは、登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことだそうだ。

 この映画は2008年7月に劇場で観賞して、テレビでも観ているようだが、とても惹きつけられた。現役中の夏季休暇に入る直前に、職場の仲間と焼肉屋で過ごしていたら飲み食いしているテーブルから見えるテレビにジャンボジェットが消えた臨時ニュースを繰り返して報じていた。翌日からは刻々と入る悲惨な事故の映像ほかに毎日見入っていた。

 地方のローカル新聞社の紙面作りは、現地からの無線電話ほか情報伝達機関もなく、民家で借りる電話や公衆電話から本社への連絡のみ。そして本社での編集で広告をカットしたり、締め切り時間と、販売部などとの社内バトルの激しさにも圧倒された。



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