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ダークダックスが載った! / 「余録  紅白歌合戦の出場者は当初…」 / 毎日新聞

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写真は、スポニチから

毎日新聞 2023/9/27 東京朝刊

 紅白歌合戦の出場者は当初、ソロ歌手に限られていた。初のグループは1958年に登場した男声カルテット、ダークダックス。前年にヒットしたロシア民謡「ともしび」を歌った。バランスを取るため、紅組にも「ヴォーカルトリオ」が結成された

うたごえ喫茶の全盛時代。慶応大在学中に活動を始め、コーラスブームの火付け役になった。名前には黒人コーラスの影響がうかがえるが、持ち歌は外国歌謡、ジャズから民謡、唱歌まで幅広かった

▲「光る光る東芝」「明るいナショナル」。テレビ草創期には企業名もコーラスに乗ってお茶の間に届いた。「雪山讃歌」「北上夜曲」「山男の歌」。紅白出場時の曲目には日本のスタンダードが並ぶ

▲向かって一番右で低音のバスを担当した遠山一さんが93歳で亡くなった。87年にメンバー不変の「世界最長寿」グループに認定された後も長く活動を続けたが、パク、ゲタ、マンガさんに続いて最後のゾウさんも鬼籍に入った

▲旧ソ連時代、たびたび公演に招かれ、里帰りしたロシア民謡に拍手が送られた。ニューヨーク・カーネギーホールの舞台にも立った。2008年には全国からの寄付で群馬県館林市に「ダークダックス館林音楽館」がオープンした

▲「とことん仕事しようとする昭和ヒトケタ世代だからなあ」。遠山さんは「長寿」の理由をこう語っていた。「続く続く 明日も続く 銀色のはるかな道」。代表曲の「銀色の道」をなぞったような長いキャリアは人気と実力の証明だった。


     ※明日、目の手術をしますのでコメント欄は閉じています。

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