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気候革命 / 再生エネ、原発5基分ムダ(その1) 500万キロワット、出力制御 九州、3~5月に9日間 / 毎日新聞

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2023年3~5月は期間の半分程度が出力制御の対象になったという福岡県内のメガソーラー=提供写真

毎日新聞  2023/8/8 東京朝刊  有料記事

 深刻化する地球温暖化問題を背景に国策として普及してきた再生可能エネルギー。しかし今、太陽光や風力でつくった電気を使わない出力制御が九州地方で深刻化している。「太陽のくに」と形容され、日照条件の良い九州では太陽光の導入が加速。一方、原発も4基が稼働しているため、結果として使い切れない再生エネがムダになっている格好だ。

 今年3~5月の九州電力管内の出力制御を同社の公表資料をベースに毎日新聞が集計したところ、原発5基分に相当する500万キロワット超の抑制を実施した日が9日間あった。2月までに日本で実施された1日の出力制御で最も規模が大きかったのは同社が2021年4月18日に実施した382万キロワットだった。500万キロワット超の出力制御を行った9日間は天気の良い休日が大半で、多くの人が外出し、電力需要が普段より低かったことが原因とみられる。

 電気は発電する量と使用する量を常に一致させる「同時同量」が不可欠だ。このバランスが崩れると周波数が乱れてシステムがダウンし、大停電につながる恐れがある。このため、国は発電量が需要を大幅に上回った場合、どの電源を優先して使うかルールを定めている。まず二酸化炭素(CO2)の排出が多い火力発電の出力を抑制するほか、余剰電力を消費する揚水発電などを活用しても電気が余る場合は再生エネの出力を抑制する。原発は出力をすぐに調整するのが難しいため、作った電気を抑制することはない。

 500万キロワット超の抑制を実施した9日間のうち、最も規模が大きかったのは4月9日で、588万キロワットを抑制した。同日は正午ごろの電力需要が平日より200万キロワットほど少ない約740万キロワットだったが、気象条件の良さから太陽光発電が正午ごろに約980万キロワットまで伸び、需要を上回った。この時、原発が3基(出力325万キロワット)フル稼働しており、火力も出力を下げたとはいえ約190万キロワットを発電していたことから、再生エネの約6割が抑制対象となった。

 出力制御の実施が増えたことについて、九州電力の送配電会社は「国のルールに基づき、やむを得ず実施しており、制御量の低減については最大限努力している」とコメントした。【高橋慶浩】

 理系のことにはとんと頭は回らないのだが(汗)、2021/3/4 には福島の未来占う世界初「浮体式」洋上風力発電、震災10年で全撤退という記事では600億円の実験の失敗って書いてあったが、原発5基分ムダ500万キロワットって幾らのお金が無駄になっているんだろう?

 今、連日マスメディアを賑わしている秋本議員が基準見直し後に現金受領か 洋上風力巡る汚職事件(2023年8月7日)の3000万円で馬買ったとか、賄賂には当たらないとかいう金額がちっぽけに見えてきた(爆)

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