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ヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドの映画『欲望という名の電車』(A Streetcar Named Desire 1951年 米) / NHK-BS2

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ヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランド


ストーリー

 港湾都市ニューオーリンズのうらぶれた下町。Desire(欲望通り行き)と表示された路面電車から、孤独な未亡人ブランチ・デュボワ(ヴィヴィアン・リー)が降り立った。南部の町の傾きかけた名家に生まれたブランチは、家族の看護やその葬儀などで財産を使い果たし、身一つで妹のステラ(キム・ハンター)を頼って来たのだ。だが、妹の夫スタンリー(マーロン・ブランド)は貧しい職工で、家もたった二間のアパートだった。

 ブランチの言動は情緒不安定な上にお嬢様気取りで、それがいちいち気に障るスタンリー。ブランチも、粗野で暴力をふるうスタンリーを嫌い、共に家を出ようとステラに訴える。だがステラは、それなりに自分を愛してくれるスタンリーから離れられず、子供も身ごもっていた。

 心の平静を失いかけながらも、スタンリーの同僚であるミッチ(カール・マルデン)との結婚に望みをかけるブランチ。だが、ミッチに荒んだ過去を知られ、更にスタンリーに襲われたことで、ブランチの精神は崩壊する。~ウイキペディア

 映画のタイトルはよく知ってはいたが、この映画は観たことないと思って、観終わって自分のブログをめくったら2009年02月20日に投稿していた(汗)以下はコピペです。

 『欲望という名の電車』というタイトルは杉村春子の舞台写真でしか知らなかった。雑誌の1枚の写真が強烈に脳裏に刻み込んでいたのだろう。ところがこの映画を観ると、うんと得した気になった。若き日のマーロン・ブランドがいい。昨日ゴッドファザーで三船敏郎に似てると書いたが、ここでも三船の『七人の侍』のような違う顔があった。両者共にたどりついた自分のスタイルが一本調子のような最後のスタイルなのかなと思った。

 ヴィヴィアン・リーがいい。魅惑的な女の顔、年取った顔、ヒステリックな顔といろいろ見せてくれる。『風と共に去りぬ 1939年』のスカーレット・オハラ役とは違った円熟した演技の彼女を見た。こんな女性いるよね。つーか、女性の本性(人間本来の姿)を杉村春子さんも演じていたんだろう。

 限られた出演者、限られた場面でこれだけの人間模様を表現するってーえのは凄い。今のハリウッド映画よりうんと少ない予算で映画が撮れるだろう。うーん、映画の面白さにどんどんハマって行く。

 今日もしっかり観ていたつもりだったが、前回のほうが真面目に鑑賞している印象だ。孤独な未亡人ブランチ・デュボワ(ヴィヴィアン・リー)がどのような存在なのかを理解していなくて観ていた。妹の夫スタンリー(マーロン・ブランド)が意地悪な男だななんて印象で・・・(笑)。




A Streetcar Named Desire (1951) Trailer

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