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飛ぶように素早く 翔猿、4戦全敗の反省生かし初金星 秋場所2日目 / 毎日新聞

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翔猿(右)が寄り切りで照ノ富士を破る=東京・両国国技館で2022年9月12日、吉田航太撮影

毎日新聞 2022/9/12 21:00

 大相撲秋場所2日目は12日、東京・両国国技館であり、平幕・翔猿(とびざる)が横綱・照ノ富士を破って初金星を挙げた。 翔猿は万雷の拍手を浴びながら勝ち名乗りを受けた。息づかいが聞こえそうなほど肩が激しく上下し、大いちょうも乱れ気味。この姿が勝因を物語っていた。

「いつも捕まっちゃっている。捕まらないようにいった」。身長174センチの自分より照ノ富士は20センチ近く大きく、組み止められれば勝機はない。過去4戦全敗の反省を生かし、自分ができることに集中した。

 大きかったのは立ち合いだ。頭を横綱のあごの下に置いて突き起こし、距離を取るのに成功すると、飛ぶように素早く動く。まわしを取られないよう注意しながら当たりと押しを繰り返し、相手の上体が起きたところを逃さずに飛び込み、もろ差しに。棒立ちになった横綱を一方的に寄り切った。八角理事長(元横綱・北勝海)は「立派な相撲ですよ。思い描いた相撲じゃないかな」とたたえた。

大相撲 横綱 照ノ富士ー翔猿<令和4年九月場所・2日目>SUMO


 翔猿は新入幕だった2020年秋場所に優勝争いを演じたが、その後は2桁の白星は1度だけ。申(さる)年生まれに由来するしこ名の通り、素早い動きが持ち味だが、それだけでは上位陣には太刀打ちできない。激しいぶつかり稽古(げいこ)を繰り返し、地力を蓄えてきた。30歳にして自己最高位で迎えた今場所は「自分でも力が付いたなと思う」と手応え十分だ。

 成績次第で三役も視界に入る。だからか、初金星にも「ここから頑張ります」と厳しい表情を崩さなかった。験の良い秋場所を再び引っかき回すつもりだ。【石川裕士】

 私は翔猿(とびざる、30歳)も応援してきたし、今日もどんな面白い取り組みをするかな?と思ってまさか横綱・照ノ富士(30歳)に土をつけるなんて思ってもみなかった。いい勝負をしていたが、えっ!勝ってしまったじゃーないかとあっけにとられた。

 いやー、本当に強いんだねと下の動画の横綱・白鵬戦を思い出していた。幕内最高優勝45回の大横綱が、翔猿を警戒しまくって勝ったが、「横綱らしくない」と批判されたものだ。が、今日、その翔猿の手ごわさ(強さ)を思い返したものだ。体が小さいハンディがあるのでいつも勝ことに難しさはあると思うが、現在の前頭筆頭からまだ上を目ざす気概を今日語っていた。まずは翔猿関おめでとう。

【稀に見るおもしろ相撲】白鵬vs翔猿 令和3年名古屋場所(2021/7/10)

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