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Channel: 小父さんから
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京都歩き

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 鏑木清方展を観るために京都国立近代美術館に一人で出向いたのだが、美人画ほかの日本画に初めて接してすっかり見とれてしまった。明治時代の東京の風俗画は、まるで歴史映像を観るようだ。彼の門下には朝丘雪路さんの父、伊東深水も名を連ねている。

「一葉女史の墓」
樋口一葉の著書『たけくらべ』の主人公美登利が、が手にしている水仙の作り花は、小説の最終章で、恋しく思っていた信如が修行に発つ日の朝、格子に挿されていたものです。

泉鏡花と知り合い、樋口一葉を愛読、一葉作品をモチーフにした作品を残す。~鎌倉市鏑木清方記念美術館から。
 私個人は全体の作品から着物の柄ほかに目を奪われた。1887年生まれの祖母は、出掛ける時はいつも着物だったので懐かしく感じた。展覧の模様をまとめようと思ったが、昨日無断でリンクさせていただいたmarboさんのブログに見事にまとめられているし、他の作品もネット上で探しても見つからないので下の東京展のYou Tubeでご勘弁下さい。掛け軸は間近で見るととてもいいです。

東京国立近代美術館「没後50年 鏑木清方展」


 
 京都国立近代美術館の4階のロビーからこの平安神宮の大鳥居が真横み見える。隣接する美術館は大鳥居より低く設計されているのだとか。


1900年生まれの父と、1908年生まれの母が、平安神宮で挙げた写真を子供の頃から観ていたが、初めての参拝なので心がこもった。ちなみに私は1947年生まれ。


次は大本山南禅寺京都五山および鎌倉五山の上に置かれる別格扱いの寺院だそうだ。展覧会だけでも疲れているはずなのに、歩くつもりで日頃のウォーキングシューズ履きだし、きっと平安神宮で亡くなった両親からのパワーを貰ったんだろう(笑)。

天井の龍「龍は想像上の動物で空中を飛行し雲や雨を呼び稲妻を放つといわれ、佛法を守護してくれるものとしてあがめられています」説明看板から。

  
京都大学の哲学者・西田幾多郎らも好んで散策し、思案を巡らしたことから「哲学の小径」といわれたりした。琵琶湖疏水分線に沿った歩道。ここがメインのウォーキングコースのつもりだったが、スタート地点にもなかなか到着できずに哲学どころではなかく必死で歩いた。2回目なのだが(笑)。


そして最後に控えしは東山慈照禅寺(別名、銀閣寺)。もう、ふ~っ!て感じ(笑)。立札があるから、どこも京都国立近代美術館の隣組のつもりだったが、けっこうな距離。帰りのラッシュアワーのJRで立っていたら空いた席の真横にいた女性が私に席を勧めるではないか。年寄りに見られたんだなと思って帰宅して鏡を覗いたら、「この親父、ぶっ倒れるのじゃーないか?」と思ったんだと確信した(笑)。歩数計を見たら22,657歩を刻んでいた。

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