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大坂なおみが「一番頑張れる」4大大会決勝すべて制した強い思い / 毎日新聞

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全豪オープン準決勝に臨む大坂=2021年2月18日、AP 

毎日新聞  2021/2/19 18:57

 テニスの4大大会、全豪オープンの女子シングルスで、第3シードの大坂なおみ(日清食品)は20日、第22シードのジェニファー・ブレイディ(米国)との決勝に臨む。4大大会の決勝は2018年全米オープン、19年全豪、20年全米に続いて4回目。過去3回は全て優勝しており、決勝での勝率は100%。そんな大坂の勝負強さを支えるものとは。

 「新型コロナウイルスの(影響が広がる)中でチームで一緒に立ち止まりながら乗り越え、努力してきた。その思いに報いるためにも、いいプレーをしたい」。セリーナ・ウィリアムズ(米国)との準決勝後の記者会見で、大坂は率直に決勝に懸ける思いを語った。

 初めて4大大会の決勝に進んだのは、20歳で迎えた18年の全米オープンだった。当時は「子供の頃からのアイドル」と公言するS・ウィリアムズと対戦し、ストレート勝ち。相手が試合中に警告を受けてブーイングを浴びる異様な雰囲気にのまれることなく、4大大会のシングルスで日本勢初制覇の偉業を成し遂げた。

 19年の全豪では優勝候補の重圧を乗り越えて頂点に立った。4大大会2連勝となり、日本選手初となる世界ランキング1位の座に就いた。そして20年の全米ではプレー外の行動でも注目を集めた。人種差別で亡くなった黒人被害者の名前を記したマスクを入場時に着用。繰り返される人種差別の撤廃を訴える使命感を力に変え、決勝までを勝ち抜いた。

 4回目の決勝となる今大会は、コロナ下で共に過ごし、困難を乗り越えてきた「チームなおみ」への感謝の気持ちが大坂を突き動かしている。ウィム・フィセッテ・コーチ、フィジカルトレーナーの中村豊さん、コンディショニングトレーナーの茂木奈津子さんらが大会に同行して大坂を支えてきた。一人で思い悩まず気軽に相談できる関係を築けていることが、精神面の安定にもつながっている。

 新型コロナウイルスの影響で中断していたツアーが再開された昨年8月以降、大坂は今大会の準決勝までで20連勝中(試合前の棄権を除く)。ツアーの中断期間中に体幹を鍛え、弱点を補う努力を欠かさなかったことが安定した成績につながった。大坂も「精神的に強くなれたことを誇りに思っている」と実感している。全豪では入国後に2週間の隔離措置が取られ、1日の練習時間は5時間に制限された。そうした厳しい環境でも、精神面にぶれは見られない。

「準優勝者の名前は誰も覚えていないが、優勝者の名前は刻まれると考えている。だから決勝は最も頑張ることができる」と語る大坂の言葉が、大一番での勝負強さを物語る。

 「以前は日本人初の優勝者という歴史を作ることが目標だった。トロフィーや(会場のセンターコートの通路の)壁にある(優勝者の)名前を見るのはうれしいけど、今は違う目的でプレーしている」。常に新たなモチベーションを見いだし、4度目の頂点を見据える。【浅妻博之】
  
 テニス技術のことはよく分からないけど、毎回のスピーチも可愛いよね。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の失言には「情報不足で少し無知な発言だと思う」だとか、20日の決勝で、ジェニファー・ブレイディ(米国)と対戦することでカーラジオで聞いていたが、「誰でも初めての決勝(ジェニファー・ブレイディ)ではナイーブ?になるが、私はナイーブになってもらった方がいい」と笑いをとっていた。WOWOWテレビは観れないけれど大坂なおみ選手を応援しよう!明るいニュースだよね。

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