Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

NHKスペシャル「ドラマ こもりびと」

$
0
0
NHKスペシャル班の膨大な取材の蓄積をもとに、『ひきこもり』当事者の声をドラマで描く

10年以上に渡ってひきこもり生活を送る倉田雅夫(松山ケンイチ)。重いストレスを抱え働けなくなったことがきっかけだった。厳格な父・一夫(武田鉄矢)は元教師。地元でも尊敬を集める存在だが、雅夫の存在を世間から隠し、立ち直らせることも諦めていた。しかし、自らの余命宣告を機に、最後にもう一度息子と向き合うことに。一方の雅夫は、閉ざされた部屋の中で人知れず、ひきこもりから抜け出す道を必死で探っていたー。

作:羽原大介 音楽:上野耕路 挿入歌:ザ・ブルーハーツ
出演:松山ケンイチ / 北香那 迫田孝也 根岸季衣 / 武田鉄矢 ほか   

 
鉄道の陸橋から息子が自殺しようとするところを必死で止める父
 
 録画をなんとなく観ていたら目が止まった。小父さんが知っている若者3人によく似た心境の者がいるからだ。このドラマのように父と息子の間での会話が全くないそうで、独身。このような若者を作るのも現代社会なのかな?

 ドラマの最初にも全国の「ひきこもり」の数は100万人 その半数以上は親がが高齢化した世代との字幕もあった。   

 主人公の松山ケンイチは武田鉄矢に、非正規だがファミレスの店長を辞めたことを「母さんの介護にかこつけて逃げているんじゃーないぞ」とか、「結婚は出来ないは」「仕事は続かないは」「恥ずかしくないか」「このままだと家族の恥さらしだぞ」となじる。

 さて、若者が伸び伸びと生活できる、効率ばかりを求めない現代社会はないものだろうか?それはユートピア(どこにも無い場所の意)だけなのか?考えさせるドラマだった。 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles