菅総理よ、「改革」を売り物にするなかれ
「亡国の改革至上主義」
新自由主義にもとづく、国家観なき「構造改革」は日本をさらに分断させる。
人間社会には「効率」より大切なものがある 藤原正彦
作家で数学者の藤原正彦さんは、ベストセラー「国家の品格」でいっペンでファンになったが、「若き数学者のアメリカ」もとても面白かった。週刊新潮には写真入り「管見妄語」というエッセイをユーモラスに書いてあるので何度かこのブログでも紹介したが、文藝春秋にも数人の方とのエッセイ欄に最近は先頭に書いてある。
さてこの文藝春秋の記事は政治や経済を一刀両断にズバリと書かれているので痛快だったが、その見識の広さや深さにも驚いた。10ページもあるのでそのほんの一部を紹介します。
(サブタイトル)
国家観の見えない菅首相
小泉竹中構造改革の罪
郵政民営化のあやまち
新自由主義の強要
持統天皇に背くIR誘致
失政の結果を弱者になすりつけるな
デジタル教科書は日本を滅ぼす
改革イコール改善ではない
福澤諭吉の言葉
共感を覚えたほんの幾つかを抜粋して下に転載。
・アベノミクスで株価が上がったのは、日銀・年金などが株を買い支えた結果にすぎない
・雇用が増えたのは非正規雇用が7年間に350万人増加したから
・35歳未満の非正規社員は550万人にふくらみ平均年収は200万円以下
・官房長官時代の菅総理は、「失言のない、すなわち内容のないことしか言わないスポークスマン
・彼は「実務型政治家」と称されるが、「国家観がない」の婉曲表現なのだ
・経済ブレーンに(小泉~安倍内閣から20年間にわたり政権中枢にいた)巧言と二枚舌を駆使し、日本の富をアメリカに貢いできた、学者でも政治家でも実業家でもない疑惑の人物、竹中平蔵氏を任用した
・菅総理が躍起となっているIR誘致とは、ラスベガス型のカジノを作り外国人観光客を増やそうというもの
・世界トップクラスの観光国イタリアのローマ、フィレンツェ、ナポリなどにカジノはない
・アメリカではトランプ大統領所有のカジノを含め、倒産が相次ぎ、マカオ、シンガポールでも売り上げを減らしている
・何より我が国では賭博は持統天皇以来禁止されているのだ
まだまだ、書きたいがきりがない。興味がある方は今日発売の文藝春秋を開いてください。小父さんは益々、藤原正彦さんのファンになったね!
(参考)
小川洋子は作家としてのインスピレーションを刺激され、小説の取材のために藤原さんの研究室を訪ねる。その結果できあがったのが『博士の愛した数式』だ。そして副産物として『世にも美しい数学入門』が生まれた。~凡才の数学 から
「亡国の改革至上主義」
新自由主義にもとづく、国家観なき「構造改革」は日本をさらに分断させる。
人間社会には「効率」より大切なものがある 藤原正彦
作家で数学者の藤原正彦さんは、ベストセラー「国家の品格」でいっペンでファンになったが、「若き数学者のアメリカ」もとても面白かった。週刊新潮には写真入り「管見妄語」というエッセイをユーモラスに書いてあるので何度かこのブログでも紹介したが、文藝春秋にも数人の方とのエッセイ欄に最近は先頭に書いてある。
さてこの文藝春秋の記事は政治や経済を一刀両断にズバリと書かれているので痛快だったが、その見識の広さや深さにも驚いた。10ページもあるのでそのほんの一部を紹介します。
(サブタイトル)
国家観の見えない菅首相
小泉竹中構造改革の罪
郵政民営化のあやまち
新自由主義の強要
持統天皇に背くIR誘致
失政の結果を弱者になすりつけるな
デジタル教科書は日本を滅ぼす
改革イコール改善ではない
福澤諭吉の言葉
共感を覚えたほんの幾つかを抜粋して下に転載。
・アベノミクスで株価が上がったのは、日銀・年金などが株を買い支えた結果にすぎない
・雇用が増えたのは非正規雇用が7年間に350万人増加したから
・35歳未満の非正規社員は550万人にふくらみ平均年収は200万円以下
・官房長官時代の菅総理は、「失言のない、すなわち内容のないことしか言わないスポークスマン
・彼は「実務型政治家」と称されるが、「国家観がない」の婉曲表現なのだ
・経済ブレーンに(小泉~安倍内閣から20年間にわたり政権中枢にいた)巧言と二枚舌を駆使し、日本の富をアメリカに貢いできた、学者でも政治家でも実業家でもない疑惑の人物、竹中平蔵氏を任用した
・菅総理が躍起となっているIR誘致とは、ラスベガス型のカジノを作り外国人観光客を増やそうというもの
・世界トップクラスの観光国イタリアのローマ、フィレンツェ、ナポリなどにカジノはない
・アメリカではトランプ大統領所有のカジノを含め、倒産が相次ぎ、マカオ、シンガポールでも売り上げを減らしている
・何より我が国では賭博は持統天皇以来禁止されているのだ
まだまだ、書きたいがきりがない。興味がある方は今日発売の文藝春秋を開いてください。小父さんは益々、藤原正彦さんのファンになったね!
(参考)
小川洋子は作家としてのインスピレーションを刺激され、小説の取材のために藤原さんの研究室を訪ねる。その結果できあがったのが『博士の愛した数式』だ。そして副産物として『世にも美しい数学入門』が生まれた。~凡才の数学 から