熊本にもいたジョー・バイデン　山都町長、米大統領候補と「心意気は同じ」　/　毎日新聞

山都町の梅田穣町長＝山都町ホームページより

　　

毎日新聞　2020年11月7日 18時34分

　米大統領選でジョー・バイデン前副大統領の優勢が続く中、熊本県山都町（やまとちょう）の梅田（うめだ）穣（ゆたか）町長の名前を音読みで欧米表記にすると「じょう・ばいでん」と読めるとネット上で話題になっている。

　梅田氏自身は6日朝、家族からネットに出ていることを知らされるまで気付かなかったという。

　取材に対し、町を通じて出したコメントでは「遠からぬ縁を感じたところではありますが、降ってわいたような話で少々困惑しております」と戸惑いながらも「米国大統領候補と九州のへそ、山都町の町長で立場の違いはありますが、心意気は同じでしょう。住民の心豊かな幸せのため職責を果たして参ります」と刺激を受けたようだった。

　国内では、過去にも米国のオバマ前大統領が民主党候補の指名争いに名乗りを上げた2008年ごろから福井県小浜市や長崎県雲仙市の小浜温泉が話題になった。小浜市では市民有志の「オバマを勝手に応援する会」がつくられ、オバマ夫妻から礼状が届くなど交流につながった他、小浜温泉では紙粘土製の手作り人形「オバマ君」が温泉街の広告塔として人気を呼んだ。

　山都町では今のところ「バイデンつながり」にちなんだ取り組みは予定していないが、人口1万4418人（10月末）の町が思わぬ形で注目を集めている。【清水晃平】

　

山都町
　熊本県東部の宮崎県境にあり、阿蘇外輪山と九州山地に囲まれた町。九州の中央に位置することから「九州のへそ」を商標登録している。国内最大級の石造りアーチ水路橋で国重要文化財に指定されている通潤橋が観光名所として有名。

「1文字多い」人も登場
　また、日本野球連盟九州地区連盟理事で宮崎市の自動車学校を母体にした社会人野球チーム「宮崎梅田学園」総監督の梅田條尾（じょうび）さん（69）は惜しくも「ジョービ・バイデン」になる。「気づかなかった」と大笑いの梅田さんは「バイデンさんはアメリカを背負う人で、縁起がいい。私もお裾分けにあずかりたい」と話していた。【上入来尚】
　　
　はっはっは、楽しいね。これぞネットのなせる業です！だけどトランプ氏の岩盤支持層に日本語が読める人が居たら「まだ決まっていない！！！」と攻撃を受けてＳＮＳが炎上するかも（汗）