ドラマ×マンガ　お父さんと私の“シベリア抑留”～「凍りの掌（て）」が描く戦争～　/　NHKBSプレミアム

父（古谷一行）とゆき（木村多江）　　

　　

【ジャンル】ドキュメンタリー/教養>歴史・紀行【番組内容】ドラマとマンガが大胆にコラボ！漫画家おざわゆきの崖っぷち人生からの復活。代表作「凍りの掌（て）シベリア抑留記」を随所に織り交ぜながら進行させていく新感覚のドラマ
【出演者ほか】【原案】おざわゆき，【出演】木村多江，古谷一行，小手伸也，田根楽子，生島勇輝，清水宏，田村泰二郎，坂本充広，三村和敬，石原壮馬


【詳細】漫画家おざわゆきは高校１年でプロデビューしたが、連載も途絶え、４０歳を過ぎて崖っぷちに立たされていた。
　２００６年、父・昌一の「シベリア抑留」体験をマンガにしようと考える。ところが父の話は、「寒さ・重労働・飢え」など想像をはるかに超える過酷さで、ゆきは、心身ともに打ちのめされた。それでも何とかマンガにして後世に伝え残そうと、夫・博光の励ましを得ながら、２年以上をかけて懸命に描いていく。すると…。
　　
　 ブロ友さんの記事で、よく父はシベリア帰りだという文言を読ませていただいていたが、こうやってドラマとマンガをテレビで観ると過酷というか地獄の世界が少し分かったような気になった。

　零下30℃でのツルハシでの石炭の露天掘り作業。零下20℃～10℃なら暖かく感じるのだとか。凍傷ならば手を切断。与えられる食料もわずかで、餓死する仲間も次々に出るが、その仲間の衣服、下履きは剥ぎ取られ裸のまま、埋めさせられる。これが終戦の8月15日の翌日からの満州で、日本と相互不可侵条約を破棄したソ連兵に「帰国させる」という名目でシベリアに送られてしまった。

　抑留された日本兵は約60万人で死者は約5万5千人。今風に言うと完全な戦争犯罪じゃーないのかい。敗戦ということは我が日本国の方が賠償責任を負ったのかな？未だに平和条約すら締結せずに。

　原案のおざわゆきさんのコミックはこちら　　凍りの掌

　現在はdailymotion.comで映像全体を観ることが出来るようだ　　ドラマ×マンガ　お父さんと私の“シベリア抑留”～「凍りの掌（て）」が描く戦争～20190810　1年前にも放送されたのかな？貴重なテレビを拝見した。