毎日新聞 2020年8月8日 東京夕刊(抜粋)
緑に囲まれた墓地で、そろいのユニホーム姿でしゃがみ込み、墓の土台部分をきれいに拭き掃除する男性たち。実際に足を運べない人たちのための「墓参り代行サービス」の一コマだ。新型コロナウイルスの影響で帰省を自粛する人が多くなる今夏、福島市はふるさと納税の返礼品に同サービスを加えた。感染拡大する中で迎えるお盆に向け、全国的にも同様のサービスが広がりを見せている。
「コロナで帰省できず、出身者が困っているだろう」と、同市のふるさと納税返礼品を企画する市観光コンベンション協会が地元業者と発案。先月17日から受け付けを始めた。4万4000円以上寄付した人が対象で、墓の清掃、献花、焼香を行い、作業前後の写真も撮影する。申請は7日現在でまだ1件だが、同協会の大野直樹さん(31)は「墓があるということは市内に縁があるということ。寄付にもつながるし自己負担も少なくて済むのでぜひ利用してほしい」。【写真・文 小川昌宏】
実は小父さんも赤子が眠っている墓を朝一でひとりで掃除してきた。仏花は12日に皆でお参りする時に備える予定。
少子高齢化の昨今は墓参りが出来なくなる人も増えてきて、代行に頼む機会も増加するだろうね。なにしろ小父さんたち団塊の世代は小学校からもあふれ、進学、就職と狭き門を通ってきたわけだが、葬儀が軒並みに出る頃も、お墓に入る時期も重なって順番待ちになるのじゃーないかな?運よく小父さんは墓だけは確保できているが(笑)。両親の墓は福岡の田舎なのでもし入ったら息子が苦労するね。