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Channel: 小父さんから
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映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(The Iron Lady 2011年 英)/ BSプレミアムシネマ

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既に亡くなっている夫デニスが幻覚として認知症のマーガレットと生活を共にしているという設定 

     
あらすじ(抜粋)
現代イギリスの小さな食料品店で、一人の老婦人(マーガレット・サッチャー~メリル・ストリープ)が買い物をする。牛乳の値段に驚きながら帰宅すると、彼女が勝手に邸宅を抜け出したことで、警備員や家政婦が困惑していた。夫デニスと食事を摂っているのだが、その夫の姿は彼女にしか見えない。

最近出版された伝記に、老婦人は「マーガレット・サッチャー」とサインをするが、つい旧姓の「マーガレット・ロバーツ」と書き間違えてしまった。そして、彼女は過去を回想していく。同世代の若い女性たちがお洒落に着飾る中、政治家の父の影響を強く受けたマーガレットは名門オックスフォード大学を志し、政治家の道を歩み始める。24歳で挑んだ初めての選挙で敗北した彼女に、「成功した実業家の妻なら、当選できる」とデニス・サッチャー(ジム・ブロードベント)がプロポーズする。二人の間には双子が生まれた。

子供達を振り切るように、34歳で下院議員に初当選するが、当時のイギリス議会には女性はほとんどおらず、異色の存在だった。やがて時は流れ、彼女は保守党内の揺さぶりをかけるため党首選に立候補しようとする。しかし、首相を目指すべきだという意見に担がれる形で、党首、そして1979年、主要国初の女性首相になり、「鉄の女」の異名で知られるようになる。その過程で、ボイストレーニングをし、裕福な婦人風の帽子を止めてイメージチェンジを図る。しかし、デニスから双子出産の祝いに贈られた真珠の二連ネックレスは外さなかった。~Wikipedia
  
良かった、良かった!この映画2012年3月16日の日本公開の朝一で劇場で観た。あの日の方がぼんやり観賞していたのかな。認知症のメリル・ストリープのお芝居の上手いこと、感動したね。マーガレット・サッチャーの人生を、戦中の若年期から1990年の首相退陣に至るまで回想を挟みながら描かれているが、特に大西洋のイギリス領フォークランド諸島の領有を巡り、1982年3月からイギリスとアルゼンチン間で3ヶ月に及んだ紛争での強力なリーダーシップは、今の日本指導者にも欲しいものだとつくづく思った。紛争の詳しい歴史は認識していないが、たぶん戦争体験は初めてだったサッチャー首相が軍隊を動かしていくのだから・・・。

実は今晩21時から放送されたクリント・イーストウッドが監督、プロデューサーおよび主演した『グラン・トリノ』(Gran Torino)のことを書こうと思っていたのだが、急遽変更してしまった(笑)



映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編
  

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