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映画『ニノチカ』(Ninotchka 1939年 米)/ BSプレミアムシネマ

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パリ市内を探索するニノチカ(グレタ・ガルボ)とお節介なレオン・ダルグー伯爵(メルヴィン・ダグラス

  
(解説)ソビエト連邦を風刺したコメディ。グレタ・ガルボが初めて出演したコメディ作品で、それまでシリアスな役どころが多く「笑わない女優」と呼ばれていたガルボが大笑いするシーンがあることから、公開当時は「Garbo laughs!」(ガルボ笑う)というキャッチコピーが使われたとか。労働者用レストランに行くニノチカの後をつけてレオン・ダルグー伯爵がその店に偶然立ち寄ったふりをして笑い話を次々にするが全く反応がなかった。が、レオンが椅子ごとひっくり返って、レストランの労働者と共にニノチカも腹をかかえて笑い出す。映画の面白さや内容をとても書き表すことは出来ないが、レオンがニノチカに恋をして、やがてニノチカも心を許すのだが二転三転、いや昭和14年にこんな娯楽映画を作るとはアメリカって富める国だったんだよね。グレタ・ガルボってファッション界で聞かないかな~?名前だけどこかで覚えているけど。

  

あらすじ
ロシア革命で貴族から没収した宝石を売却し食料危機に対処するための資金にするため、3人の役人がパリに派遣された。ロシアの大公妃の忠臣だったホテルマンは、3人が所持している宝石が大公妃のものであることを知り、彼女に知らせる。彼女の愛人であるレオンは、裁判所に宝石の不当没収を申し立て、売買・移動の禁止を訴えたと話し、彼らの懐柔を行う。食べ物を運ぶホテルマンや煙草売りの女性が彼らの部屋に入っていく。

3人の仕事が遅延しているため、ソビエト当局は共産主義を信奉するニノチカをお目付け役として参加させることとした。パリ到着の日、駅で3人はそれらしい人物をニノチカだと思って追うが、実はナチスであった。ともかくも3人と落ち合ったニノチカは、ホテルのショップで女性用の奇抜な帽子を見て「あんな帽子を女にかぶせる文明は滅びる」という。

ニノチカとレオンの出会いは、横断歩道を渡っている際に信号が変わり、中央分離帯に残されたときである。レオンの部屋で初めてキスを交わしたあと電話が入り、レオンがソビエト当局者の名前の綴りを確認する段で、お互いが敵対者であることを知る。自分が殺したポーランド兵にもキスをしたといって、ニノチカは去っていく。

労働者用レストランに行くニノチカをレオンは追う。その後、ニノチカはホテルの窓を開け、冬に南に去るツバメに喩えて「私たちには高い理想が、彼らには暖かい気候がある」と言う。

 裁判まで2週間となり、3人の役人をパリ見物に行かせたニノチカは、鍵のかかった引き出しからホテルのショップで見かけた帽子を取り出す。そして、カール・マルクスの『資本論』を読み始めたレオンとの邂逅となる。高級レストランで、大公妃と二人が居合わせ、三人の立場を再確認する。酔いつぶれたニノチカにウラジーミル・レーニンの写真がほほ笑む。 ~ Wikipedia

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