Quantcast
Channel: 小父さんから
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

みんなの広場 / 毎日新聞2020年4月6日 東京朝刊

$
0
0
 写真はウォーキング中の近所の石ケ谷公園(スマホ撮り) 
   

工夫次第で自粛生活も快適=大学生・東香峯子・18 (東京都新宿区)

 最近、新型コロナウイルス感染拡大問題もあり、家にいる機会が増えて、運動不足だと感じている。朝起きても、首や肩が凝っていて緊張がとれない。それを母に言うと「あら、一丁前ね」と言われた。高校時代はスポーツをしていたため良い睡眠もとれていたようだが、今のままではダメだと思い、生活にひと工夫を加えてみることにした。

 まずは、なまった体を動かすため、ユーチューブで見たエクササイズを母と一緒に実践。マンションでも近隣に迷惑をかけずに簡単にできるので、誰でも取り組みやすいと感じた。また、夜寝る時には目にホットアイマスクを、手首にはお気に入りの香水をつけると、翌朝はいつもよりスッキリと目覚めることができた。

 ちょっとしたアイデアだが、小さな「工夫」が生活を少しだけ豊かにしてくれたと思う。自粛モードの中、自分にしかできない工夫を探しながら、価値ある毎日を送っていきたいと思う。

  

面会できぬ老母を案じる=無職・小川龍二・74(北九州市小倉北区)

 高齢者施設で暮らす97歳の母を案じる。
 先日、この施設から、はがきが届いた。面会の自粛要請で「入所者に渡してほしい物品があれば、職員が代わって本人に手渡しておく」という。

 恐るべき世界的流行の新型コロナウイルス感染症である。親子の情愛さえも、遮断してしまう。すでに3年以上、施設に入所している母。そのことさえ理解していない母にとって、1カ月間の自粛も1年間の自粛も同じことかもしれない。しかし、認知機能の衰えに加え、うまく人付き合いもできないようだし、気がかりなのだ。

 母がぽつねんと一人で椅子に腰掛けて一日を過ごしている姿、これは想像したくない。テレビを見ても理解できず、ただ動く映像を眺めているのみだろう。恐らく、胸のうちは寂しく思っているに違いない。私たちが訪問すれば、他人とは違って、いくらかは喜んでくれるだろう。

 今は案じるだけの日々だ。世に広がる新型コロナウイルスの一日も早い収束を願うのみである。~毎日新聞
  
 明日は、いよいよ総理大臣から小父さんの住む兵庫県にも緊急事態宣言が出ますが、大学生の東香峯子さんと小川龍二さん(74)の投稿が目に止まりました。この世界的な大惨事には国民ひとり、ひとりが努力なり工夫していく以外に方法はないことを再認識しました。取り合えずは1ヶ月ということらしいですが、私は長丁場になることを覚悟しています。投稿有難うございました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4329

Trending Articles