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記事/牧太郎の大きな声では言えないが…:利根過ぎたる大将  抜粋   毎日jp

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 毎日新聞 2013年01月29日 東京夕刊

 「甲陽軍鑑」をご存じだろうか?「川中島の戦い」で有名な甲斐の戦国大名、武田氏の戦略・戦術を記録した軍学書だ。

 この本は皮肉っぽい。「国を滅ぼす大将」として(1)馬鹿(ばか)なる大将(2)利根(利口)過ぎたる大将(3)臆病なる大将(4)強過ぎたる大将……の四つのタイプを紹介している。

        
   一番右のご婦人は中央の方の賢夫人(笑)

(1)の「馬鹿なる大将」と(3)の「臆病なる大将」は説明する必要はないだろう。
(2)の「利根過ぎたる大将」は……頭は切れ、能力があるから、他人の意見を聞かず、独り善がりになってしまう主君のこと。(4)の「強過ぎたる大将」とは、機転が利き、弁舌も立ち、知恵もあるが、部下が「この状態では引いた方が……」と言おうものなら、たちまち激高するタイプのことらしい。

 そういえば、現代でも、急成長した企業のワンマン社長が「利根+強過ぎたる」で大失敗することもある。非の打ちどころがないリーダーなんて、そう簡単には存在しない。

      
 左からダイエー・中内功氏、ソフトバンク・孫正義氏、ユニクロ・柳井正氏 

 日本の指導者は、さすがに「馬鹿なる大将」はいないが「臆病なる大将」が多くて、何も進まない。

 橋下徹さん(日本維新の会共同代表)が登場した時、多くの日本人が(とりあえず)拍手喝采したのだが……このところ、心配になった。

 例の……大阪市立桜宮高校で体育科の男子生徒がバスケットボール部の顧問から体罰を受け、その翌日に自殺した事件。初めは「体罰容認派」だった橋下さんが一転して「募集中止」「教員総入れ替え」の強硬策に出た。

 「改革のためには何でもあり」の橋下流だが……在校生は「市長から具体的な理由やメリットの説明がない」と猛反発する。

  
 安倍夫妻がタラップを下りているのは今回訪問のベトナムかな? 

 世の中(良くも悪くも)「安倍(晋三首相)に期待!」の雰囲気。ヒーローだった橋下さん、いたたまれなくなって「極論」で注目を浴びようとしたのか?

 純粋にして、かつクールな高校生には「橋下さんの下心」が見え見え? 「利根過ぎたる大将」が「馬鹿なる大将」にならないことをただただ祈っている。(専門編集委員)




 牧太郎さん、初めの部分をカットしてすみません。いやー、座布団三枚差し上げたいですね!

 初めからだが、橋下市長は目立ちの天才ですよ。府知事立候補の時は、テレビカメラを前に小学生に向かって「運動場は全部芝生にするからね」と言ってみたり「大阪空港を無くしてしまって英語特区を作る」、「賭博場を作る」の浜矩子経済学者、香山リカ精神科医、最近は片山善博前総務大臣から渡辺喜美みんなの党代表までこき下ろしてまあ、言ってることはばらばらだ。関西ではこういう人のこと「風呂屋の釜」というんだが。その心は「湯(言う)だけって。でも関西での人気は高い???

 小父さんはまた、自民党に入れたけど安倍総理はこの四つのタイプの「国を滅ぼす大将」に組入れられるのか?アベノミクスも風呂屋の釜にならぬよう頼みます。

  



メモ:万歩計 11,073歩、歩行距離 4.9km、消費カロリー 393kcal、燃焼脂肪量 24.3g

 いつもと違う公園を歩いた。上の写真の中心に人が見える。一体何をしているんだろう?と見つめていたら、まるでハンティングのように鳥のシャッターチャンスを狙っていたようだ。趣味っていいね〜。


  


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