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みんなの広場 子供育てる余裕がない国=高校教諭・大隈正平・35 / 毎日新聞

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写真はDOMO!+からお借りした  

  

毎日新聞 2019年12月20日 東京朝刊

(埼玉県日高市)
 働き方改革が叫ばれる今、私の職場においても午後8時の退勤が推奨されている。しかし、ここ数カ月で丸1日の休日は3日。朝早く家を出て夜遅く帰るため、家族と一言も話すことなく一日を終える。たまに見る3歳の息子の成長に驚く。だいぶ話すようになった。そしてニコニコしながら言うのだ。「パパ、はやくかえってきたほうがいいの」と。そうだよね、ごめんねと、胸が苦しくなる。

 先日、今年の出生数が87万人を下回る可能性があるという記事を目にした。この国に子供を産み育てる余裕がないという国民の答えだ。

 家に帰ると、サンタクロースへの手紙が1通。  アンパンマンの玩具が欲しいそうだ。さて、明日も頑張ろう! 来週にはサンタクロースにならなければいけない。日本からサンタクロースがいなくなる日が来ませんように。僕たちは子供が嫌いなのではない。仕事や給与に不満があるわけでもない。ただ、この国には余裕がないのだ。
  
大隈正平さん、これが今の日本の姿なんですね!日本中ブラック企業みたい。イジーさん、アイオワの次女さんはもう少し余裕がありますか?

 以前から教師の忙しさは耳にしていましたが、これは酷いですね。政府は官僚の書いた原稿を読むだけではなく、もっと現場の声に耳を傾けていただきたいですね。大隈さん、有難うございました。

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